システムエンジニアで稼げる人・稼げない人の決定的な違いは、仕事で◯◯を重視しているかどうか

システムエンジニアで稼げる人、稼げない人の決定的な違いをご存知でしょうか。
結論から言うと、タイトルの◯◯に入るの言葉は、「最先端の仕事ができること」です。IPAの最新レポート 『IT人材白書2020』に、おもしろいデータが出ていたので記事にさせていただきます。
本題に入る前にかるく復習します。
システムエンジニアという人種は、おおきく二分することができる、と以前の記事でご紹介しました。
ひとつは、「従来型」、もうひとつが「先端型」です。先端型は、AI、IoT、ビッグデータ、Xtech界隈の人たちで、従来型はそれ以外です。なぜこの分類なのかと言うと、年収の水準が両者で全く違うからです。
先端型は年収1000万円〜、従来型は300〜600万円くらい。
しかも、先端型は2030年でも人材不足のブルーオーシャン状態が予想されていますが、従来型は2028年には需給ギャップがゼロになり、仕事の取り合い時代に突入します。
この情報をみて、自分は従来型を目指したい、と思う人って少ないと思うんですよね。
ということで、従来型の人(もしくはこれからシステムエンジニアを目指す人)が先端型になるためには、何をすればいいのか。スキルに関しては、先端型の中でも目指すジャンルによってやることが違うのでまた別の記事で詳しく書いていこうと思います。
今回は、そもそも、先端型と従来型では「重視していること」が違う、という点に切り込んでいきたいと思います。
ちなみに、私はコミュ障ぼっちでフリーランスのエンジニアをやっています、34歳です。私のプロフィールに興味を持ってくださった方は、ページ下部の筆者紹介、Twitter(@suekiaoi)やInstagram(@aoi.sueki)などからご確認いただければと思います。
先端型のシステムエンジニアが仕事で重視していること
まずはデータを見ていきましょう。
出典:IT人材白書2020(IPA 独立行政法人 情報処理推進機構)
このグラフから読み取れることを列挙します。
- 一番重視していることは「給与水準が高いこと」(Yesと回答した人が 90% 以上 )
- 「スペック」と「きれいなオフィス」以外はすべて重視している(Yesと回答した人が 80% 以上)
- スペックとは、通信速度とかPC性能とか。まぁこれはあるのが当たり前なのであんま意識することすらない、、、しょぼい通信とPCだったら、自分の家で作業すればいいだけの話だから低いのだと思います。たぶん。
- 給与の次に大事なのは、プライベートの時間、自身の成長、自由な働き方。(Yesと回答した人が 85% 以上)
※わかりやすくするために、強くそう思う、どちらかと言えばそう思うをYesとまとめて書き出しています。
従来型のシステムエンジニアが仕事で重視していること
従来型のグラフはこちら。
出典:IT人材白書2020(IPA 独立行政法人 情報処理推進機構)
このグラフから読み取れることを列挙します。
- パッと見でグラフの色が薄い。つまり、No(そう思わない)が多い。
- 一番重視していることは「プライベートの時間」(Yesと回答した人が 80% 以上 )
- 「スペック」と「きれいなオフィス」は先端型と同様あまり重視されていない
- 「最先端の仕事ができること」を重視していない(Noと回答した人が過半数) ←コレが一番の違い
先端型との一番の違いは、最後の項目、最先端の仕事ができることを重視している人の割合ですね。先端型は8割以上なのに対し、従来型は半数以下です。
このグラフから何を感じるかは人それぞれだと思いますが、私個人の主観的な印象としては、
「新しいことに挑戦するのはしんどい」「あんま仕事したくない」「でも給料は高いほうがいい」
ですね。熱量低っ!笑
暑苦しい人は苦手ですが、クール過ぎてもつまんないですね。自分が雇う側だったら、こういう人と仕事したいとは思わないかも。。。
まとめ
- 先端型は「最先端の仕事」を重視する人が8割以上なのに対し、従来型は半数以下
- 従来型が最も重要視しているのは「プライベートの時間」
- 先端型が最も重視しているのは「給与水準が高いこと」
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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