システムエンジニアって日本に何人いるの? 若くなきゃムリ?

「システムエンジニアなんて誰でもなれる」という人がいる一方で、「そんな甘い世界じゃない、やめとけ」という人もいます。
どっちが正しいのか?
私はいちフリーランスのエンジニアとして言わせてもらうなら、断然、前者に賛成です。つまり、「誰でもなれる」派ですね。
ちなみに、私はコミュ障ぼっちでフリーランスのエンジニアをやっています、34歳です。私のプロフィールに興味を持ってくださった方は、ページ下部の筆者紹介、Twitter(@suekiaoi)やInstagram(@aoi.sueki)などからご確認いただければと思います。
さて、それでは私の肌感覚だけ主張しても意味がないので、まずは実際の数字を見ていきたいと思います。
システムエンジニアって日本に何人いるの?
日本にいるシステムエンジニアの数は、2021年時点で、107万人とされています。平均年齢はなんと 40.3 歳。
そして、これから年間1万人ペースで増えていく、という予想が立てられています。
システムエンジニアになりたい人むけのスクールやらエージェントやらが増えてきているなー、となんとなく感じている人も多いかもしれませんね。ちなみに私のYouTube広告はほぼこれ系なので、いまはシステムエンジニアになりたい人が爆増している、システムエンジニアもあっという間に人あまり(供給過多)になると危機感を覚えていました。
ですが、2020年の日本の就業者数は6667万人。
就業者の1.6%くらいが、レベルや分野の差はあれどITで「作る側」の人ということになります。
どうでしょう、この数字、多いと思います?
私は思ってたよりだいぶ少ないな、という印象でした。
1クラスに1人くらいはシステムエンジニアだと思っていたので。
100 人に1人ってことは、小さい学校だと学年に1人とかそんなレベル。まだまだ少数派なのです。
なお、この調査でいう「IT人材」には、ユーザー(作れないけど使える人)は含まれていません。なので、広義のシステムエンジニアと考えて問題ないと思います。
システムエンジニアは、若くなきゃなれないのか?
私が新卒くらいの頃、つまり 10 年くらい前ですが、IT業界では、賞味期限は 30 歳とか言われていました。
タイトルは忘れてしまいましたが、とある洋画で、30 代のプログラマが「オレはもう32歳、この世界(IT業界)じゃジジイだ」ってぼやいているシーンが印象に残っています。
ですが、実際はどうでしょう。
一番のボリュームゾーンは30-50代。
さきほど紹介したグラフにもあるように、2030年になっても平均年齢は40歳を切らないと予想されています。
40歳が若いかどうかは人それぞれの感じ方だと思いますが、少なくとも、かつて言われていたような「賞味期限30歳」説は、少なくともいまの日本においては、ちがうと言っていいと思います。
私自身、いま34歳ですが、周りのシステムエンジニアの方々も、自分より若い人の方が少ないです。日本で少子高齢化が進んでいるせいもあると思いますが、もはや年齢はあまり関係ないと言えるのではないでしょうか。
むしろ、40代、50代、60代の方が圧倒的に多い社会なので、若者でしかもシステムエンジニアでよくわからないカタカナ語ばかり話す人よりも、同年代の方が客ウケがいいと思うんですよね。
そんなに難しいことはわからないけれど、お客さんにわかる言葉で、お客さんの気持ちをくんで、提案してくれる、システム・アプリを作ってくれる、という人の方が、絶対に喜ばれる。
なので、「自分はもう30代、40代だし、いまから未経験のエンジニアなんて目指せない」とか思わないでほしいです。
まとめ
- 現在日本にいるシステムエンジニアは、107万人(日本の就業者の 1.6 % )
- システムエンジニアは年間1万人ずつ増えているが、まだまだ少数
- システムエンジニアの平均年齢は40歳
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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