エッセンシャル思考 実践あるある6選 ”中途半端なイエス” をやめたら起こる現実問題に直面してみた

非常に生々しい話で恐縮なのですが、すごくタイムリーに、エッセンシャル思考を使うべき分かれ道に直面したのでわたしが実際に考えたこと、やったこと、その結果についてご紹介したいと思います。

 

興味ある方のみどうぞ。

 

書籍出版の広告のお仕事で、エッセンシャル思考をやってみた

実はつい先日、と書籍出版のお仕事関連で追加の仕事をご提案いただきまして。

「3月の発売に向け、書籍の広告としてマンガを配信したいです。

別途報酬はお渡しできないのですが、描いてもらえませんか?」

これはつまり、成果報酬のお仕事です。

やれば書籍の売上、ひいては自分の儲け(印税売上)アップにも繋がる可能性は高いのですが、その仕事自体に報酬は発生しない、ということ。

 

エッセンシャル思考を読んだばかりだった私の脳内を駆け巡ったのは

「自分を安売りするのはやめよう」という言葉でした。

自分が最終的にもらえる報酬がぜんぜん変わらないのに仕事量だけ増える、という単純な話なら断るべきだとわかります。しかし、自分の報酬にも繋がる(かもしれない)という微妙なライン。

 

もう少し、きちんとエッセンシャル思考で考えてみることに。

 

まずは、やるか・やらないかの見極めです。

「やろうかな、悪くない、程度のものなら全て却下だ!」という著者の厳しい言葉を思い出します。

いま自分が直面している「書籍の売上アップのために無報酬で時間をかけてマンガを描く」というのは、まさしくやろうかな、悪くない程度の選択肢ではないかと。でも、これだけじゃまだ判断できません。

 

エッセンシャル思考 実践あるある①「最重要の基準」ってなんだっけ…? ってなる

90点ルールで採点してみます。そのためには、「最重要の基準」が必要ですね。

今回の場合、最重要の基準とは何か。

  • 書籍の売上数
  • 自分の時間単価の最大化
  • イラストを描くスキルの習熟
  • イラスト関連の仕事の実績を作る
  • 自分のフォロワー数を増やす

いくつか思いつきました。さて、どれなのでしょう。

 

最重要の基準どれなのか選ぶにあたって、つまり、私は何のために本を作っていたんだっけ? ということに立ち戻る必要がありました。

立ち戻り開始…….

「自分とおなじコミュ障で悩んでいる人が社会で生き抜く術を共有したい」というおキレイな理由もありますが、完全に無報酬でもやりたいですか? って考えるとそれは違う気がします。慈善事業をやれるほど余裕があるわけでもないし、どうせ同じことをやるならご褒美がもらえる方法を探したいと思うから。

立ち戻り終了。

私が本を作ろうと思った一番の目的、つまり最重要の基準は「自分のフォロワー数の最大化」です。

  • 書籍の売上数
  • 自分の時間単価の最大化
  • イラストを描くスキルの習熟
  • イラスト関連の仕事の実績を作る
  • 自分のフォロワー数を増やす ←コレやな。

 

正直、印税売上はあまり期待していません。出版業界においては実績もなく無名の私であり、印税率も8%です。

初版の売上冊数の平均は、小さい出版社であれば2,000〜3,000部程度、大きい出版社であれば5,000〜10,000部程度が目安と言われています。毎日200冊ずつ新しい本が出版されているので、この中で勝ち残っていくのはやはり大変なのでしょう。

売上冊数の平均から考えると、印税率8%でなら売上も4〜50万円くらいになります。要するに、本を書いてもそんなに儲からないよ!ってこと。

 

じゃあ何のためにやってるの、というと、ズバリ名前を売るため、自分のブランディングのためです。印税で儲かるお金そのものというより、フォロワーが増えてほしいのです。

フォロワー。それは、コミュ障ぼっちにとって最大の壁。

しかし、今後マイクロビジネスを展開していきたいと考えている私にとって、一定数のフォロワーは絶対に必要なのです。フォロワーってすぐに増えるものでもないし、かといってフォロワーがいないと誰にも知ってもらえないからビジネス自体、スケールさせることが難しいのです。

丹精込めてアプリを作っても、一瞬で新着アプリのページから消えて、おしまいになっちゃう。もうあんな経験はしたくないのです。

 

エッセンシャル思考 実践あるある② じっくり考える十分な時間が取れないことがある

話をエッセンシャル思考に戻します。

「自分のフォロワー数の最大化」を最重要基準とした時、「書籍の広告のためにマンガを描く」は何点か?

書籍の売上には効くと思いますが、自分のフォロワーが増えるかというと疑問です。本が売れたらフォロワーも増えると仮定しても、50点くらい。

本来ならここで、この選択肢は切り捨て、つまりお断りすべき仕事ってなります。しかし、それはあまりにもったいない気がしまして。「自分のフォロワー数の最大化」に対する点数を引き上げるために、なにかできることはないかなって考えたのです。

そこで、私は提案しました。

 

「マンガの隅っこに小さくでもいいので、私個人のインスタかTwitterのアカウントを載せてもらえますか?」と。

答え即答で NO でした。

 

書籍のリンクを目立たせるために出版社名すら削るというギリギリの調整をしている中で、私の個人アカウントなど載せられるはずもない、と。そもそもこのマンガ広告の話自体、好意でもちかけてのであり、あなたにやる気がないならこの話はナシにしましょう、というか、ナシになりました。というメールが連投で届いていました。ちょうどその話をする会議の直前だったらしく、返事がないのでナシになりました、と。

え、、、、ちょっ、、、

って思ってる間に、選択肢自体が消え去りました。

軽い気持ちで聞いて失敗したー(ToT)

このやり取り自体は半日くらいかかってるのですが、私も別件でリモート会議していて電話に出られず。そうこうしてる間に、マンガ広告の話自体が没になったとの連絡を受けたってことです。

かなりショックでした。

 

エッセンシャル思考 実践あるある③ 選択肢を切り捨てる痛みに耐えられない

自分でNOと言ったわけではないのですが、エッセンシャル思考を実践するとか、自分を安売りしないとか考えてゴチャゴチャ言ったせいで、チャンスを逃した….と。

いつもみたいに「是非!やります!」と即答していれば、チャンスの神様の前髪を掴むことができたのに、と。

こんなこともあるわけですね。勉強になりました。やはり本に書いてあることをそのまま実践するのは、なかなか難しいというか。一筋縄でうまくいくもんじゃないなって。

 

でね。話が二転三転してわかりにくくて恐縮ですが、実はマンガ広告の話は、没になったと連絡が来たこの後、また出版社の人から連絡が来ました。

「末岐さんにモチベーションがあるなら、私はやりたいのですが」と。

即OKしました。

 

エッセンシャル思考 実践あるある④ ダメな選択肢に費やしてきた時間と労力が惜しくなる

だって、ねぇ? そりゃそうでしょ。よく考えたら、このブログをシコシコ更新してるのだって「フォロワーを増やす」ためにやってることなんですよ。これなんてそもそも無報酬みたいなもんだし、しかも「フォロワーを増やす」って効果もぜんぜん出てないわけですよ! こんな記事、一生懸命更新したって誰も読んでないんですよ! すべては無駄なんですよ!

マンガ広告を無報酬でやる話を断るなら、このブログのほうを先にやめるべきじゃね? って。ブログのほうが明らかに時間と労力を費やしてますからね。

うーん、、、でも更新してればいつかは花開くって思って続けてるんですよね。いまやめたら、これまでシコシコ更新するのに費やしてきた膨大な時間が無駄になる。それは絶対に避けたいのです。

あー、、、、なんかブルーになってきた。

エッセンシャル思考でかんがえるなら、いままさに書いているこのブログも、やめるべきなのか…?

 

いや、そもそもフォロワーを増やすための方法、選択肢を、じっくり時間かけて「情報収集」して検証したっけ? うん、してないですね。だから結果がでないんでしょうね。

 

エッセンシャル思考 実践アルアル⑤ そもそも情報収集していなかったことを思い出す

わかった。私がまずやるべきは、情報収集ですね。ここから間違ってたんだ。。

「フォロワーを増やす」ための選択肢を調べて、どの方法が良いか、じっくり時間をかけて検討するのです。うん。勉強不足でした。

でもいま気づけてよかった。やはり本の内容を実践することは、一歩でも前進するきっかけになりますね。

 

エッセンシャル思考 実践アルアル⑥ 費やした時間と労力が無駄じゃなかった理由をこじつける

情報収集した結果、「ブログを続けること」が90点以下になったらどうしよう。マジで閉鎖……?嘘でしょ?7年もがんばって続けてきたのに?

…….

………..もしかしたら、より効果の高いTikTokなりYouTubeなりをやることになるかもしれません。でも、そのような入り口(SNSとか書籍とか)は新設していく一報で、最終的にはこのブログに誘導するという流れを作ったほうが良いかもしれず、その場合はブログが必要になるわけで、やっぱりこれまでここに積み重ねてきた記事は無駄じゃないってことになります。なりますよね?なるって言ってお願いだから!

 

まとめ

要するに、本に書いてある内容を実践するのは難しいってことがわかりました。(もっとうまくできる人もいるんでしょうが….)

けど、いまやってることのそもそもの目的だったり、これまでずっとやってきたからって続けるべきなのか?完全に斬り捨てる・やめるのではなく、やり方を変えてうまくできないか? などを考え直すきっかけになりました。

このまま「とりあえずやって」いても、ある日突然バズってフォロワー数が急増ってことは起こらない気がします。なんとなく、そんな日が来るって信じて続けていましたが、よく考えたら全く理にかなっていないですね。

この気付きがあっただけでも良しとします。

そして、完全に実践するのは難しいにしても、エッセンシャル思考自体はとても合理的で、実践しようとする試みにも意味があると思いました。

次にやることは「情報収集」だってアクションも見えましたし。

みなさんも、ぜひ本書を読んで自分なりに実践してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

編集後記

余談ですが、印税率8%って低くない? 10%じゃないの?って思った方もいるかもしれないので補足します。印税率は何で決まるのかと言うと、ズバリ、出版社が負うリスクの大きさで決まります。

本が大量に売れ残った時、それを著者が自腹切って買い取るわけではありません。そのリスクは出版社が負います。だから、出版社は有名な著者、ぜったいに売れると分かっている本の印税率は高めに設定することができます。無名な著者については、印税率で調整することで「出版してやってもいいよ」としているわけです。ありがとうございます。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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それでは!

末岐 碧衣
  • 末岐 碧衣
  • フリーランス のシステムエンジニア。独立後、一度も営業せずに月収 96 万円を達成。1986年大阪生まれ。早稲田大学理工学部卒。システムエンジニア歴 12年。
    2009年、ITコンサルティング企業に入社。3年目でコミュ障が爆発し人間関係が崩壊。うつにより休職するも、復帰後はコミュ障の自覚を持ち、「チームプレイ」を徹底的に避け、会社組織内においても「一人でできる仕事」に専念。社内外から評価を得た。
    無理に「チームプレイ」するよりも「一人でできる仕事」に専念した方が自分も周囲も幸せにできることを確信し、2015年フリーランスとして独立。