「とりあえずやってみる」行動力があるのに結果が出ない、残念すぎる理由

「自分は本を読むだけで満足しない、実際に行動して、めちゃくちゃ実践だってしてる。なのに、結果につながらない」
「どうなるかなんてやってみないとわからない」
「とりあえずやってみる、のスタンスだけど、どれも中途半端で終わっちゃう」
こんな悩みをお持ちの人が、人生で絶対に読むべき一冊、『エッセンシャル思考』について、今日は解説していきます。
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「とりあえずやってみる」では上手く行かない理由
ズバリ、選択肢の検討が足りていないから、だと著者は述べています。
行動を起こすのは重要だが、その前に、あらゆる選択肢を検証し、見極めるべき。
そして、これぞ、と思う一つのことに全てのエネルギーを集中する。
行動の数は「とりあえずやってみる」派より少ないが、結果が出る。
パレートの法則をご存知でしょうか。20% の要素が、全体の 80% を生み出しているというばらつきの状態を示します。たとえば、売上の 80% は全体の 20% の顧客が占めている、ウェブサイトのアクセス数の 80% は 20%のページに集中している、というもの。
著者は、「とりあえずやってみる」派が上手く行かないのは、成果に繋がる 20% ではなく、他の無駄な 80% の選択肢に時間と労力を費やしているからだと言います。
「とりあえずやってみる」派の人のほうがたくさんのことをやっているように見えますが、実は、「検討した選択肢の数」でいうとエッセンシャル思考の人の方が勝っているのです。
行動するよりも、調査して検討する方がスピーディなのは当然ですよね。
行動するのってめちゃくちゃエネルギーも時間も、時にはお金も必要だったりします。でも、手当たり次第、がむしゃらに、とにかく、では99%の確率で報われません。
本で得た知識、人から聞いた画期的な方法、動画で勧められたハック、、、
私達は毎日、大量の情報にさらされています。
「へぇ、私もやってみようかな」レベルの情報を鵜呑みにして、検討せずに全て実行していたら、時間がいくらあっても足りないのです。
これは、本書を通して私がひざポンした一番のポイントでもあります。
「とりあえずやってみる」では、ひとつのことをやっている途中で、他のもっと良さそうな選択肢が自分の前に流れてきたら、そっちに浮気しちゃうのです。
つまり、全てのことに「とりあえず」「反応」しているから、全てが中途半端に終わるんだなと。
ダイエット一つとっても、糖質制限が良いと聞いたらごはんを抜いてみる、断食が良いと聞いたら真似して断食してみる、筋トレが良いと聞いたら糖質制限も断食もやめてジム通いを始めてみる。。
結果が出る前に次にいっちゃうので、たくさん行動してはいるけど、がんばってるけど、結果が出ない。
そりゃそうだよねーと。
「でも、やってみないとわからないじゃん! だからとりあえずやる」の人へ
ここまで読んでまだ、「でも、とりあえずやってみなきゃわからないじゃん。やる前にウダウダ悩んでる時間、もったいなくね?」と思っているあなた。私も同じ考えでした。友だちになりましょう。
ですが、本書を読めば考え方も変わると思います。そして、一緒に報われない努力から卒業しましょう。
やる前に「ウダウダ悩む」のは確かに無駄です。しかし、
やる前に「情報を集めて」「たくさんの選択肢から重要な1%を見つけ」して、「厳密な基準をもってこれぞというものを選択する」のは無駄ではありません。
それは全く別モノです。では、ウダウダ悩むではなく、たくさんの選択肢から正しい1%を見極めるにはどうすればよいのか? 著者は答えを出してくれています。
まとめ
- 「とりあえず」でいちいち反応するから、全てが中途半端になる
- 何をやり、何をやらないか、をじっくり、厳格に判断しよう
- 「やってみないとわからない」は正しいが、行動する前に「情報収集と選択肢の検討」するのが無駄ってことではない
次回、「たくさんの選択肢から重要な1%を見つける」、「厳密な基準をもって選択する」の具体的な方法を解説します↓
「とりあえずやってみる」行動力があるのに結果が出ない人が、結果を出す方法
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