「自分とかどうでもいい」人も結構いる。好きなことがないけど見つけたい人は、スクラップブックで自分探し

好きなことがない、つまんない、やりたいことは特にない、というあなた。
今はそうでも、何かしら自分の好きなこと・夢中になれることを見つけたいと思っているあなた。
自分が好きなこと、やりたいことを見つけたいなら、スクラップブックを作ってみませんか。
前おき。「 “自分” は、大人になったらちゃんと消える」という言葉
ある知人が言っていたことが、ずーっと引っかかってるんですよね。
「僕は自分とか、どうでもいいんですよ。ホントに」
って。
酒の席だったのでうろ覚えなんですが、「自分がこうしたいとか、そういう欲求がないんです」的なことを言っていまして。最初は「ホント〜? そんなことありえます? 誰だって自分が一番大事でしょ」って笑ってたんですが、どうもマジっぽくて。
そんなはずない!カッコつけてるんじゃないの!? ってしつこく何度も質問しているうちに(私はお酒が入るといつにも増してしつこくなります。謝)その人が言ったのが
「普通は、会社行って働いてるうちに、 “自分” ってちゃんと消えるもんなんですよ」
…ちゃんと消える、とな?
消えてしかるべき、みたいな言い方なのがちょっと衝撃でずーっと、なんとなく頭に残っていました。
その人には、
「末岐さんにはご自分のこだわりとか、こうしたい、みたいなものがまだあるから、一度自分の好きなことで振り切ってみればいいんじゃないですかね。なにか作品をつくってみるとか」
と言われてその会は終わりました。で、ずっと考えるともなく考えてはいたんです。
オイラの好きなことてなんだろ、と。
自分とかどうでもいい人も、世の中には結構いる? …もしかして私も?
この人との会話で、みんながみんな、自分自分していないんだなぁというのがわかって、なんかショックでした。
というのも、私はどうだっけ?って、非常にドキドキしまして。
私が好きなこと、やりたいこと、こだわりって、本物なのかな? と。そういうのがある個性派キャラを装って生きてきたけど、本当は欲求なんてないのかもしれない、と。
今まで、自分で自分のことごまかして生きてきたかもしれない、だとしたらやばい。わかんないけど、なんかやばい。
その人の言う「自分がない」状態というのは、私なりに聞いた内容からまとめると、
自分の好きなことを発見したいとも思ってないし、自分がお金持ちになりたい・自分が出世して評価されたい・自分が◯◯をできるようになりたい等、特になにもない、
ということらしい。
欲求がない、ってうーん。なんかエネルギーを感じないですよね。
(やったことないけど)合コンで自己紹介のときに、
「好きなものはありません。趣味もありません。仕事は◯◯で、会社に言われて立てた目標は〜です。プライベートでやりたいことは特にありません。これまで何かに夢中になったこともありません。5年後・10年後の目標もありませんし習得したいスキルもありません。目指す人物も別にいません」
みたいな人がいたら、どんなにイケメンでも誰も狙わない気がする。一緒にいても話すことがない笑
それよか「海賊王に、俺はなる!」って肉食ってる男子のほうが一緒にいて楽しそうだし、自分を未曾有の冒険に連れ出してくれそうなワクワク感もある気がする。(他力本願…
ちょっと極端な架空の人物を登場させてしまったせいで、これはこれで逆にキャラが立ってるというか、強烈な個性を感じる気もして混乱してきました。
……でもまぁ思うに、欲求なんてなくても生きていけるし、なかったとしても別に他人にどうこう言われることでもない、なって。魅力を感じない? だから何なんだっけ…なんか問題あるんだっけ……魅力的に見られたい、という欲求もないんだから、他人の評価とかどうでも良いんじゃないっけ、と。
よく考えたら、別に好きなこととかやりたいこととか、ないのが普通なのかも。
私も、アニメや漫画、小説、映画のような「一部のすごく自分がある人たち」が生み出したすごいエネルギーを持った作品に触れることで、「あれやりたい!」「こんな風になりたい!」って思うけど、一方で、「好きなこと見つけなきゃ」「夢中になれるものがないとダメだ」って焦る気持ちもあった気がします。
それはつまり「自分には好きなことも夢中になれることもない」という現実からの逃避ではなかろうか。
その証拠に、ちょっと時間が断つと、熱が冷めて、飽きて、投げ出しちゃう。自分の内側から湧き上がってきたものではなく、しょせんは借り物のエネルギーだったということなのかも。
自分の好きなことをたまたま発見している人は、ごくごく稀
そもそもですが、自分の好きなこと・やりたいことって、普通に生きてるだけじゃ見つからないですよね(開き直り笑)
高校の部活で始めてみたことが野球がたまたま夢中になれることで好きで努力しまくってたらプロになれました的な話とか、うーん、もちろん努力はすごいなって思いますが、それは自分の好きなことであり夢中になれることだった野球とのたまたま偶然の出会いがきっかけなわけで。
自分だって、そういうものに出会えれば…….的なことは思いたいじゃないですか。夢見てたいじゃないですか。
進路を決めるまでにきっかけをつかめたごく少数の人は置いといて、それ以外の大多数の人は、そのまま大人になりますでしょ。で、大人になったらやることってあんまり選べない。選ぼうという明確な意志があれば別ですが、特に困ったこともなければ、職場と自宅の往復を繰り返して、たまに旅行に行ったりしながら年老いていくだけ。
それでも良いという人は当然いるでしょうが、「うーん、やっぱなんか物足りない」って人もいると思います。
私は、、
猛烈に好きなこととかやりたいことって現段階ではないけど、死ぬまでこのままはちょい物足りない
という感じ。
好きなことがない、やりたいことがない人が、それでも夢中になれるものを見つけたい時
結論ですが、「スクラップブック」を作る、というのはどうでしょう。
いいと思ったものを、貼り付けたり書いたり。絵、写真、文章なんでもOK。この本が完成するころには、自分の「好きなもの」がなんとなく見えてくる気がしませんか。
スクラップブック↓
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冒頭に出てきた「普通、大人になったら “自分” はちゃんと消える」発言をした知人がおすすめしてくれた漫画『ブルーピリオド』の1巻が無料だったので、先日に読んだのです。
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この中で、美術の先生が美術部員に夏休みの課題を出すんですが、その中のひとつのお題に「スクラップブック」というのがあり、思わずメモったのです。私もやってみようと。
美大を目指す人たちが自分の感性を磨くため(?)の訓練としてやってることなら、普通の人がやっても効果あるんじゃないかなーって。
この作業自体は、けっこう楽しそうだし。
いままで良いなって思ってもそのまま忘れちゃってたことって結構ある気がするんですよね。
スクラップブックが完成したら、このブログでもまた記事にしたいと思います。一ヶ月後くらいかな。お楽しみに!
よかったら、みなさんも一緒にやってみてくださいね。
まとめ
- 探してないなら、好きなこと、やりたいことがないのは普通
- 好きなこと、やりたいことを見つけたいとすら思ってない人も、結構いる
- 好きなこと、やりたいことを探すなら、スクラップブックを使ってみよう
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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