ads.txtファイルをGCPのCompute EngineのVMインスタンスにファイルをホスティングする方法

どうも、白戸です。
久々にGoogle AdSenseダッシュボードを開くと上にこんな警告が出てました。
要注意 – ads.txt ファイルが含まれていないサイトがあります。収益に重大な影響が出ないよう、この問題を今すぐ修正してください。
ads.txtってなんぞ?って思ったんですが、調べてみると
Better Ads 標準のグローバルでのサポートについて。7 月 9 日より、Better Ads 標準は全世界の Google Chrome でサポートされます。広告が Better Ads 標準に準拠していないと、Chrome ブラウザでフィルタされる可能性があります。
マジかと。
ブロガー、アフィリエイターにとってはなかなかの大ごとですね。
訳わからん英語のインフォメーションばっかだからメールの通知設定オフにしてたのが裏目に出ました笑
とはいえ気付けたので、まぁ良しとしました。
ads.txtってなんぞ?
ads.txtファイル内に記載するpub-0000000000000000
(0の部分はアカウントごとに違うよ!)から、広告配信が許可されるGoogle アカウントを認識するためのものらしい。
だから、これがないと不正なアカウントとされて広告配信が止まっちゃうよという話。
GCP(Google Cloud Platform)のCompute EngineのVMインスタンスにWordpress入れてサイト運営してる人はどうすりゃいいのか?
色々書いてありましたが、要するに
「ads.txtをルートドメインにホスティングしてください」
ってこと。ホスティングとか言われても普通のブロガーの人には「???」ってなると思うので噛み砕くと、要はサーバーのwordpressのルートディレクトリにads.txtを置けば良い、ってこと。
ただ、Windowsの場合はファイル転送とか簡単にやるソフトがあるんですが、Macってパッと探してもなくて。めんどいので、サーバー上で直接ads.txtファイルをつくちゃうことにしました。
まだイメージしにくいと思うので図示しますね。
やること① GCP(Google Cloud Platform)のコンソールを開く
GCPコンソールを開き、ブログ立てる時に作ったプロジェクト(左上)を選択。次に、左のメニューから「Compute Engine」の「VMインスタンス」をクリックします。
やること② VMインスタンスにSSH接続する
対象のWordpressサイトが入ってるVMインスタンスを選択して、「接続」のSSHの右の▼をクリック。
すると、下記のようなドロップダウンリストが表示されます。次に、一番上の「ブラウザウインドウで開く」を選択します。

ちょっと待つと以下のようなウインドウが立ち上がります。

やること③ vi コマンドでads.txtを作成する
そいや、wordpressってどこにあるんだっけ? ってなった方。デフォルトのままなら書きのディレクトリにあります。
/var/www/html
なので、以下のコマンドを入力してみてください。
cd /var/www/html
ls -l
リストの中に「wp-login.php」があったら大丈夫。
(ご自分で別の場所にインストールしてたら、すみません。findコマンドで「wp-login.php」ってファイルを探してください)
その状態で、
sudo vi ads.txt
とやって、こんな感じで入力してください。
※pub-の後ろの数字はご自身のサイト運営者IDに置き換えてくださいね。

ちなみに、編集は「a」押すと文字が打てるようになり、編集が終わったら[esc]押してから「:wq」を押して[enter]です。
最後にもっかい
ls -l
で以下のように「ads.txt」が増えてたら完了です!

ads.txtファイルの設置後に確認すること
確認すること①ルートドメインからファイルにアクセスできるか
ルートドメインからファイルにアクセス、というのは
https://サイトドメイン名/ads.txt
というURLにアクセスするってことです。このサイトの場合はこんなん。

こういう感じで表示されてればOK。さっきのvi ads.txt で作ったファイルの内容がブラウザに表示されていますね。
確認すること②robots.txt によってクロールが禁止されていないか
Google Search Consoleにログインして、①のURL検査をしてみます。

こんな感じで表示されればOK。(すぐ確認しても反映されてないことがあるので、1時間後とか翌日とかにチェックしてみましょう。
ダメだったら下記を参照して対応で。