お仕事は、どこでしていますか。オフィス、カフェ、自宅のソファ、、、いろいろあると思いますが、そこは、あなたにとって最適な仕事環境でしょうか。

私はいま三つの仕事(2社の委任、+自分の新事業)を並行してやっており、気づいたことがあります。A社は既存システムの拡張開発、B社は新事業の調査、自分の事業はプロト作成の前段階(アイデア練り)です。

いくつかの仕事を並行して進めていると、どういう会社で、事業はどの段階で、それぞれどういう働き方、脳の使い方が求められるのか、違いがわかりやすく気づきもあったので記事にさせていただきました。

仕事の目的は、成果を出すこと

フリーランスをやっていると、いろんな会社とお付き合いすることになります。自分がサラリーマンだった頃も含め、私もいくつかの会社とお仕事してきました。

会社にはそれぞれ「慣習」というものがあり、いまだに昭和的な「朝礼」をやっているところもあれば、結果さえ出せば場所も時間も問わない、という先進的な会社もあります。

私自身は、異常なほど聴覚が過敏で、オフィスでは全然仕事になりません。隣でガムを噛まれたりすると、耳を老婆に甘噛みされているレベルの不快感で息ができなくなるほどですw 電話の音や話し声、ひどい時は足音すら気になって思考停止してしまうスペックの弱さ。臭いもダメですね。臭いのするものを飲み食いされるのも嫌だし、靴を脱ぐ人の足の臭い、ワキガの人、口臭、何もかもに辟易してウワァーーーーーーーーーーーってなります。仕事どころじゃありません。

いまは打ち合わせなどなければ自宅で作業させていただいていますが、以前会社勤めしていたころはストレスでおかしくなりそうでした。というか、実際におかしくなりました。

そんなわけで、わたし個人は旧日本的な、たとえば、朝礼をするような会社とはお仕事できないので、当然ながら先進的な会社の方がいいなと思っています。

朝礼が全て悪いとは思いませんが、従業員の方々ですら「時間の無駄だけど、別に抗議する労力を使うほどのことでもない」という意識でやっているなら、それはやはり時間の無駄なのだと思います。

つまるところは「抗議して仕事に集中できる時間が増えても、給料が上がるわけでもない」という会社組織そのものの構造欠陥なのでしょう。

「拘束時間が決められていて、その時間会社にいればとりあえず給料はもらえる」というのは、管理する側もされる側もシンプルで簡単です。「成果」で評価するのはとても難しい(評価する側に、評価される側よりも知識が必要だったりする)ことですから、結局は働いた「時間」で評価するしかないんですね。

「年功序列」の場合、長く在籍していることで立場が上がっていくシステムなので、評価する側が、評価される側よりも知識やスキルが上とは限らないわけで。(むしろ逆であることの方が多い)

クリエイティブな発想が求められる時、精緻な数値分析はかえって邪魔になる

例えば、新しい事業を始めたいと思った人がアイデアを練る時に「○○について調べといて」と依頼してくることがありますが、いきなり市場規模や成長率、業界シェアみたいな基礎データを集めて分厚いレポートを作っても役に立ちません。

依頼者がなんのために調べたいのか、何を知りたいのかがわからなければ、どれだけ詳しく調べても役に立つはずもないのです。私はこれになかなか気付かず、とにかくあらゆる情報を網羅しようと時間を無駄にしてきました。

自分で事業を始める時も、本を読みながらいきなり業界分析したりしていましたが、調べていくうちに「結局、何を調べてたんだっけ」となって呆然としたことが多々あります。

コンサルティング業界でよく使われるSWOT分析やらのフレームワークって、誰かに説明する時に有効なツールなのでって、アイデアそのものをだすためにそうしたツールを使ってもうまくいきません。

考えてみれば当然なのですが、アイデア出しの段階で数値分析から入って、ユーザーが面白がってくれるような企画はまず出てきません。

結論のない分析には意味がありません。なんのために調べているのか、着地点が明確になった「実行計画を立てる段階」になってようやく、数値分析が必要になるのです。

競合分析からは、新サービスは生まれない

真面目な人たちで真面目な顔をして延々と真面目な議論していると、息苦しくなりませんか。

たとえば、新しいゲームアプリの企画を考えているのに、テーブルの上にあるのは紙の資料とそれぞれのノートPCだけ、みたいな。

こんな状況で、楽しいゲームアプリが生まれるとは到底思えません。ゲームアプリのアイデアを練るなら、ポケモンのフィギュアとかVRゴーグルとかが並んでいないとおかしいです。

視覚、触覚を刺激してこそ、斬新な発想が生まれるというものです。

少なくとも、競合のサービスを分析しているだけでは差別化できないと思います。他の人がやっていないことをやらないと、結局はn番煎じのサービスをつくってしまうことになります。

有望なアイデアが10個出たとして、そこでいきなり分析モードに入ると、それぞれのアイデアから共通項を抽出して法則性を見出したりして、最終的なアイデアに落とし込むことになります。

一見、良さそうに思えるし私もなんどもそういうやり方でやってきたのですが、実は、その過程でアイデアが最初にもっていた熱が失われ、結局はどこかでみたような案に落ち着いてしまうことがよくあります。

アイデア出しの段階で、ロジックは不要。