クリスマス直前、小雨に濡れながら河川敷で聞く方丈記。心がやられちゃいそうな人は閲覧注意なひとり遊び(前編)
どうも、白戸です。
せっかく出張で鹿児島にいるので自転車で桜島を一周しようと思ったんですが、マンスリーの貸出自転車が2台とも借りられてまして、しかもあいにくの雨。
ということで、予定を変更して
- 無心で10㎞歩く
- 岩盤浴&サウナ&温泉
- 映画館でハリウッド映画をみる
に変更。
ちょうど、 5.1㎞の距離に岩盤浴もできる温泉(銭湯?)があったので歩いてそこに行くことに。往復で10㎞達成です。
それでは行ってみよう!
無心で10㎞歩くっていうか、10㎞歩くと無心になる
私のマンスリーは鹿児島中央駅から徒歩10分県内にあるので、甲突川(こうつきがわ)を上流に向かって遡ります。川沿いをまっすぐ。途中で曲がったりしないので方向オンチの私でもたどり着けることでしょう。
河川敷はずーっと石畳で、たまに苔でヌルヌルして滑りそうになります。一度も川に落ちずに済みましたが、私の心の情景を映すかのように降り続ける小雨のおかげで、どっちにしろお乃湯に着く頃にはびしょ濡れになってました。
買ったばかりのユニクロのフリースが台無しです。
途中、風が強くて買ったばかりの折りたたみ傘が悲鳴を上げていたので(あと差しててもあんま意味ないので)途中からフリースのフードをかぶって俯き加減で歩きました。雨の中。いやぁ、、、寒いね。いろんな意味で致死量の寒さです。
今日のテーマは「なにも考えない完全OFFの日」だったので、黙々と静かで冷たい河川敷を歩き続けました。最初の数十分はポケモンGOやりながら歩いてたんですが、どうも主旨と外れてる気がしてやめました。
そろそろ、何もなしに歩き続けるのってしんどくなってきました。
我慢できずにスマホを取り出し、前から入眠用にリストアップしていた動画から何か聞こうと思いつきました。
で、途中からYouTubeで日本三大随筆の一つ「方丈記」の音読を聞きながら歩きました。ちゃんと古文とかじゃなく理解できる日本語で読まれているので、耳からでも十分理解できます。
この朗読してくださってる方はプロでしょうか。日本昔話のおばあちゃんの声みたいで、すごい落ち着きましたー。
現代で聞いても全く色あせない『方丈記』、古典ってすごい。
せっかく聞いたので、記憶が新しいうちに方丈記について紹介しておきます。名前くらいは聞いたことあるけど、内容は知らない覚えてないって方も多いかなと思うので。(というか私は全く記憶になかったので)
日本三大随筆(徒然草、枕草子)のひとつ、方丈記とは?
方丈記は1177年の「安元の大火」っていう京都の大火事の話から始まる、鴨長明(かものちょうめい)の随筆。書き上げられたのは1212年(ただ、音読を聞く限りだと50歳頃から書き始めて10年以上書き溜めた感じですね)。
まぁざっくりいうと方丈記は、鴨長明(元は偉いお寺のお坊さんだったが、30歳で失脚して山小屋に引きこもって「隠者」になる)が晩年の思想を徒然なるままに書き綴った短編集、でしょうか。
長くなったので、後編に続く!