最近頭が悪くなった、太りやすくなった、インドア好き、、、日頃の「疲れ」を自覚していない人たちとは?
どうも、白戸です。
”疲れ” って意外と自覚できていない人が多いってご存知ですか?
「最近ダルい。休日寝てるんだけどなー」「大変だけど、なんとかなってるから大丈夫」的な発言してる方がいたら、要注意です。働いていたりすると、同僚も普通に頑張っているので、自分も大丈夫なはずって軽く考えちゃったりしますからね。
あなたは自分の疲労度をきちんと把握できていますか?
- 休日は天気が良くても一日中部屋にこもってテレビやパソコンにかじりついている
- 休みの日は平日よりも2時間以上寝過ごす
これ、単にインドア派ということではないかもしれません。私も、前職で月300時間以上働いていた時は休日は全く外出しませんでした。家でゴロゴロしてる時間を天国のように感じていたので、考えるともなく「自分は根っからのインドア派なんだ」と思い込んでいましたが、今思えば単に慢性的な疲労感・倦怠感のせいで「疲労感覚」が麻痺していただけ。
慢性的な疲労感・倦怠感は、うつ病のサインです。
以下のチェックリストでチェックが3つ以上ついたら「危ない疲れ」の可能性大です。
疲労度チェックリスト
- 今までにない疲労感、疲れやすさが2週間以上続いている。
- 休養したつもりでも、なかなか回復しない。
- 日常のパフォーマンスが疲れで50%くらいに落ちている気がする。
- 風邪をひきやすく、ひくとなかなか治らない。
- 検査をしてもはっきりしない頭痛、腰痛、筋肉痛が続く。
- 食欲がない、おいしいと感じない。
- よく眠れない。
出典:西多昌規 著、「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本
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「最近、すっかり頭が悪くなった」は、ワーキングメモリ不足が原因
慢性的な疲れ(もしくはうつ病)は、「以前は自然にできていたこと」が出来なくなる、という症状を引き起こすことがあります。
例えば、こんな感じ。
- 目の前の仕事に集中できない
- 明らかに記憶力、計算能力が低下している
- 段取りがテキパキできない、抜け漏れがある
- 忘れ物、失くし物をするようになった
- とっさに言葉が出てこないことが増えた
- うっかりミスが増えた
若い方でも、うつ病の患者さんは状態が悪いとこういう症状がでることがあります。お年寄りだと認知症と誤診されることもあるとか。
ちなみに、私は退職前はすべての項目にあてはまっていまして。自分の能力が目に見えて低下しているのが認識できてしまうので(しかも自分ではどうしようもない)、大いに自信を失いました。仕事デキナイ、使えないやつだと周囲からはみられてるんだろうなと、会社に行くのが辛かったですね。(まぁ、いま当時の関係者に話を聞くと全然そういう印象はないと言ってくれてますので、気にしてたのは自分だけかもしれませんがw)
あ、でもうつ病の長患いは脳を萎縮させる(年間2%だったかな?)ので、油断は禁物です。
人間関係が原因なら、会社やめるなり離婚するなり早めに対処しましょう。私は自分の身体より大切にしなきゃいけないものなんてないと思っているので、とっとと会社をやめました。脳が萎縮するのにくらべたら、会社辞めるのなんて取るに足らないことですからね。
さて、話を戻しますが、、、、
もちろん、本当にバカになったの(物理的に脳が萎縮したとか)ではないので、すぐ元に戻ります。ご安心ください。これ、ワーキングメモリ(短期記憶の一種)が一時的にいっぱいになって、使えなくなっているだけです。
あれこれいろんなことを心配したり一度に考えすぎてしまっているのが原因です。人間の脳は基本的にマルチタスクとかできないですからね。(本を読みながら明日のプレゼンのシミュレーションとか、できないのと同じ)
どうせ一人の人間にできることなんてたかが知れてますし、急いでも普通にやっても大した違いはありません。落ち着いて、一つずつ、こなしていくのが一番の早業。
まずは不安や心配事でいっぱいになっているあなたのワーキングメモリを解放します。
ワーキングメモリの解放は簡単。必要なのは紙とペンと時間(5分間)だけ。
頭の中に浮かんだことを片っ端から書き出していくというシンプルさです。
「そろそろ掃除しなきゃ」「最近太ったかな」「親に連絡しなきゃ」「出張の準備しなきゃ」「あの書類、提出前にもう一回見直した方がいいかな」「飲み会ダルい」「子供嫌い」「キングダム最高に面白い」「お腹すいた」「髪きろうかな」、、、
こんな感じで、なんでもいいので浮かんだことをそのまま紙に書くだけです。
最初は何も浮かばないかもしれませんが、そしたら「なにもうかばない」って書けばいいです。そのうち勝手にサラサラ出てきて止まらなくなります。おそらく5分では全然出しきれてないって方もいると思いますので、その時は時間の気のすむまでやって下さい。すごいスッキリしますよ〜!
で、気が済んだら「やらなきゃいけないこと」をピックアップします。「山ほどある」と思っていた「やらなきゃいけないこと」は、あなたが思っていたよりもずっと少ないことに気がつくと思います。具体的に行動できないものは全てただの「心配事」であり、心配事の99%は実際には起こらないので無視してOKです。つか、具体的に行動できなかったら文字通り「何もできない」ので考えるだけメモリの無駄。
次に、「やらなきゃいけないこと」に優先順位をつけます。多くても10個くらいまでにしましょう。いっぱいあってもどーせ出来ないので欲張りは禁物。
さて、あなたが「今日できること」は上位3つまでです。
もっとできると思うかもしれませんが、まずは3つまでと腹をくくりましょう。今日は上位3つのこと以外、何も考えなくてOK。
この状態で、1日過ごしてみると、頭が非常にクリアになっており、自分がバカになったわけじゃないってすぐわかると思います。
ワーキングメモリの解放は、手軽にできるし効果は絶大なので、毎日寝る前に5分間使ってやると、心身の健康にもいいと思いますよ。私も毎日やってます。
参考文献
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今日は長くなったのでこの辺で!
それでは!