不眠の時代/読書の時間はもういらない。電気を消して、名作文学の朗読動画で “聴く” 読書法

カテゴリー 時を加速させるプライベート★ライフ, 読んでよかったレベル20以上の本たち

どうも、眠れない夜にYouTubeで名作文学の朗読を聴くのがマイブームの白戸です。

 

「読書」は労力が必要

Kindle読みながら寝落ちするのも素敵ですが、疲れてる日に読書ってあまり気乗りしないことがありませんか?

読書をすべきだと思っていても、「読む」って能動的な行為であり、案外労力がいるもの。目で時を追って、ページをめくらないと話が先に進まないからです。

一方、テレビや映画、ドラマ、ラジオなどは受動的な行為。自分は何もせずに寝そべってるだけで話は先に進んでいきますし、視覚情報なので脳を使ってイメージする必要もありません。

まさしく「頭カラッポ」で楽しめる娯楽です。

 

人は楽な方、楽な方へと流れる生き物なので、一部のストイックでエネルギッシュな勉強家の人たちを除けば、エネルギーが不足している時はついついテレビや映画に流れてしまうという方も多いと思います。

私は怠惰で欲望に正直なダメ人間なので「これ見始めたら眠れなくなる」ってわかってても、頭カラッポでAmazonプライムビデオでアメリカドラマとか見ちゃったりします。で、深夜3時くらいにそろそろ本気で寝ないとヤバいっつって寝るためにビール飲んでついでにポップコーンも食べたりして、でも明るい画面を見てるから結局眠れないまま朝になっちゃったりして、「今日はもういいや」って昼まで寝たりしてね。ダメ人間っていうかもうウジ虫野郎、いや、ギョウ虫ですね。殴られた時の鳴き声はギョギョギョギョーウ!です。宜しくお願いします。

 

毎日読書する人は1%、毎日テレビを見る人は97%

気になって調べてみたのですが、月1冊も読まない人って結構多いです。(出展:2013年文化庁資料

 

月7冊以上は3.6%

70歳以上って本読まないんだね

 

働き盛りの忙しい20〜50代が半数以上なので、平均して、1日に確保できる読書時間を1時間と仮定します。で、速読とかじゃなく普通に読むと、だいたい1冊2〜4時間くらいでしょうか。とすると、平均3日で1冊読み終える計算。

つまり、毎日必ず本を読む人は、月10冊がスタンダード。文化庁資料の統計によると、月5冊以上読む人は7%、月7冊以上読む人は3.6%、、、

しかもこの統計データは2013年のもので、推移を見るにどんどん読書人口は減ってきているので、今はもっと少ないかも。

ということは、もしかすると毎日読む人(月10冊以上)は1%前後。かも。

 

一方、カラーテレビの普及率は96.7%。(出展:内閣府消費動向調査

ほぼ100%、テレビすごいね

 

毎日読書するという人が人口の1%に対し、カラーテレビの普及率は97%。「テレビあるけど見ないヨ」って人はおそらくごく少数と思われるので、すんごいざっくり言ってしまうと、

毎日読書する人:毎日テレビみる人=97:1

ということになります。だいたいね。細かいことは知らないのでクレームは勘弁してください。

 

労力ゼロで読書する。電気を消して、名作文学の朗読動画を “聴く” 時代!

さて、「本を読むのがめんどくさい」ことに関してここまで散々言い訳してきたわけですが、いよいよ本題。

テレビや動画(映画・ドラマ・アニメ)はとても楽チンですが、目を開けていなければならないのでディスプレイから発せられる光のせいで寝る前に見るには不向きです。テレビつけっぱで寝ると睡眠の質も下がりますし。(余談ですが私は先日、ヒューマン・インタレストをAmazonプライムビデオで見ながら寝落ちして蛇みたいな怪物に足先からちょっとずつ食べられる悪夢を見ました)

読書は脳にも良いし、自分のペースで進められるし、Kindleなら目にも優しく、活字は眠気を誘うので寝る前に最適ですが、いかんせん自分が疲れてるとちょっと面倒くさい。気が乗らない。

 

そこで、悪夢に悩まされ、睡眠不足だけど知識欲は旺盛なギョウ虫、こと私が最近実践している方法が、朗読動画です。

 

王様気分。名作「アラビアンナイト」の正しい読み方は「香を焚いて電気消して朗読を聴く」だと思う

YouTubeでは、銀河鉄道の夜、星の王子様、アラビアンナイトなど、寝る前に聴くのにピッタリの名作文学を、1時間とか2時間とかかけて余すことなく朗読してくれている動画がたくさん上がっています。シャーロック・ホームズ、芥川龍之介など馴染みやすいものから、トルストイの戦争と平和、レ・ミゼラブルなど自分で読むには難易度高めなものまで、めっちゃ色々あります。

YouTuberの皆様に感謝ですね。

 

個人的にはアラビアンナイトがすごい良かったです。才色兼備の宰相の娘シャハラザードが王様に聞かせる寝物語のお話なので、まさしくこの読み方(聴き方?)が本来の読書法なわけです。

部屋の電気を消し、アジアンなお香を焚いて、目を瞑って聴くと、まるで自分が王様になった気分でお話に没頭できます。バックミュージックにアラビアンな音楽を流すのと、さらに超素敵でした。

 

ちなみにアラビアンナイト(千一夜物語)と言われると、砂漠とかラクダをイメージする人が多いと思いますが、実際は、当時世界最大の都市だった(多種多様な人が交易で集まってきていた)バグダードが舞台であることが多く、商人や奴隷、王様、盗賊などの物語の集合体って感じです。当時の空気感とか生活、考え方などを身近に楽しむことができますよ。ちなみに、かの有名な「シンドバッドの冒険」も、アラビアンナイトの中に出てくる物語の一つです。

面白いのが、物語の登場人物がその中でさらに物語を語り始める、と言う入れ子構造になっている点。目を瞑って朗読を聞いているとすごい没入感というか、物語に入り込んでいく感覚が楽しめます。これは普通の本を読む読書だと味わえない感覚かも。

 

中にはプロの声優さんが読んでいるものもあり、美声に酔いしれながら名作文学の世界を探検し、そして気づかぬ間に夢の世界へと誘われます。

子供の頃、寝る前に親に絵本を読んでもらった感覚に近く、すんごい贅沢してる気分。なんだろう、忙しい現代人にピッタリで、IT化の進んだこの時代において、新しい読書の形の最先端を見たような、そんな感じです。

 

朗読動画 マイベスト

1位 アラビアンナイト

ダントツで好き。理由は前述した通り。

 

2位 銀河鉄道の夜

宮沢賢治って文章めっちゃ綺麗なんですよねー。幻想的で。

銀河鉄道の夜ってどんな話だっけ?と思い出すのにもちょうど良い。イーハトーブって賢治の故郷の岩手県のことだって知ってました?私は知りませんでしたw

3位 山月記

本で読んだことなかったので、教養としてどんな話なのか知っときたいなーと思って視聴、してびっくり。まるで自分のことを書かれているような気がしましたね。共感するとかそんなレベルじゃないw

友達いない「ぼっち」で、作家、フリーランスを目指したことのある人(もしくはこれから目指そうとしている人)は早めに聴くべき。

これ、、、あまりに感じ入ってしまい、本棚の一番目立つ棚に並べるために紙の本も衝動買いました。すごい出会いだった。

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本好き、不眠症、教養として名作文学に触れたい、惰性で見る映画やドラマに飽きた、などなどの方にオススメです。ぜひチェックしてみてください!

それでは!

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