鉛筆とペンだけ!「15分スケッチ」で素敵な風景を描いてみた結果
どうも、絵心なし歴30年の白戸です。
絵など学校の美術の授業でイヤイヤ描かされて以来描いたこともありません。落描きすらしたことなし。
しかし、映画「ハンニバル」でレクター博士が牢屋の中でフィレンチェの絵を描きためているのを見て以来、ずっと憧れていました。
いろんな風景を、ペン一本で写実的に描けるようになったら超カッコイイなと。
「15分スケッチ」3つのポイント
例によって頭でっかちの私は、書籍で勉強してから実践といういつものステップで挑戦してみました。
まずは座学から。
15分スケッチの手順
①鉛筆による下書き、②黒ペンによる線描写、③塗りつぶしによる濃淡付け、という3ステップを踏みます。
なお、参考にした本では③塗りつぶしはセピア色の水彩絵の具を使っていましたが、私は絵の具を揃えるのが面倒だったので鉛筆で濃淡を表現してみました。
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絵になるアングルの選び方
樹木のエッジ、水面、地面などを含めると、それらのエッジがちょうどいい形で塗りつぶす範囲の境になります。
構図やアングルを決める時は、最初からこれを想定して描きます。
塗りつぶし範囲の決め方
描く対象がはっきりしている場合、その対象物の端で塗り止めるのが正解。建物であれば、主要な外壁の端です。
濃淡の変化のつけ方
樹木、地面、水面など同一の素材の範囲では、濃淡にグラデーションはつけないのがポイント。エッジがぼやけてしまうので、線で囲まれた範囲の濃淡は、常に同一になるようにしましょう。
濃淡は、大きく3つの群(濃さ)に分けて付けます。
濃い、薄い、塗りつぶしなし、の3パターンです。
実際に描いてみた(神戸・風見鶏の館)
さて、本に沿って説明を読みながら描いてみました。
まずは鉛筆による下書き。風見鶏が刺さってる真ん中の線を中心に、上から順に線を書き足していきます。平行な線や間隔などに注意して描きます。まわりのふんわりしてるのは樹木ゾーンです。
次は黒ペンで描きます。絵の中心となる風見鶏の屋根を書いたら、次に手前にある樹木を描きます。樹木は、中身をごちゃごちゃ書き込むと中心になる風見鶏の館が霞むので、輪郭だけにするのがポイント。輪郭は結構適当です。
この時点ですでに15分経過しましたが、最初なので大目にみてください。
次に、黒ペンで細部を書き足していきます。窓など、上から順に書いていくのがポイント。通常、屋根の瓦やレンガ模様などは「細部」扱いなので描きませんが、今回の題材は絵の中心に来るのが風見鶏の館(の屋根)なので、屋根の瓦なども細かく描写します。
次に、下書き線を消します。みなさんは、私のように乾ききる前に消しゴムでこすってインクがにじまないように気をつけて下さい。
最後に、鉛筆で濃淡を付けます。
なんとなくそれっぽくなりました。セピアの絵の具でやったほうが良いのでしょうが、普通の家庭にセピア色の絵の具って用意ないと思うので、とにかく一枚描いてみたいって人は、鉛筆で塗りつぶすので十分と思います。
トータルで30分かかりました。今回は下書きにちょっと時間かけすぎましたね。完璧主義者の悪いところが出たのか、平行な線を描くのに15分くらいかけてしまいました。
下書きなんてテキトーで良かった。もう一回書いたら15分で描けると思います。
ちなみに、こちらが本を読む前に描いたスケッチ。
手順とか一切読まずに描いたので、鉛筆のみで完成してます。ぱっと見それっぽく描けていますね。自分の才能が怖いです。ただ、これも完璧主義者の悪いところが出たせいでトータル1時間くらいかかってるのでコスパは最悪です。
ということで、この本の手順通りにやるとスピーディかつポイントの際立った絵が描けることがわかりました。ありがとうございました。
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(補足)使った道具
紙(普通のコピー用紙)、鉛筆、消しゴム、黒ペン(ジェルインク)。
これだけ!
ちなみに鉛筆はコレ使ってます。シャーペンだと細すぎるし、鉛筆は削るのが面倒くさいのでなんかいいのないかなと思って探していたら見つけました。
すばらしい、鉛筆芯のシャーペン!削らなくていいのが気に入ってます。
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