集中できないのは、その時していることがあなたにとって簡単すぎるか難しすぎるかのどっちか。

カテゴリー 卑屈で塗り固めた深夜の本音トーク, 小説・シナリオ半熟セミナ

仕事、スポーツ、家事、読書、なんでも良いのですが「あー……今、ぜんぜん集中できてないな」という時ってありませんか?

 

脳は楽しくないと働かない

かくいう私も最近、三国志 全12巻完全版 地図付(Kindle本)にハマっているんですが、折角の良いシーンで、なんか入り込めないというか、読んでいても集中できない時があります。

 

例えば、曹操が袁紹を倒して都で「レッツパーリィ!」的な時、劉備は独り暗殺されかけて城も無く部下ともはぐれ荒野を彷徨うシーン。

読みながら劉備の状況と現在の自分をリンクさせてしまい、

「自分(私)もこれからどうなるんだろう。頼る人もなく、同年代では成功している人たちもたくさんいるのに、私は未だに何も成し遂げられずにいる」

と思って現実に引き戻されてしまう、とかね。(その後もしばらくは文字を追いながら職場でいじめられたこととか貯金残高とかを考えます)

 

この時、すでに脳内は三国志を読んでいる のか 沈黙の中でひたすら狂気を進行させている のかも判別できないカオス状態。物音がやけに耳についたり、チーズ食べたいと唐突に思ったりと、心が雑念で溢れかえり、もう全然、まったく集中できなくなっています。

 

科学者によると、私たちの脳にとって最も効果的なのは「楽しみ」です。勉強するにしても身体を鍛えるにしても仕事をするにしても、楽しみながらやった方が絶対に上手くいきます。

 

あなたもきっと経験あると思いますが、楽しみながら夢中でなにかやっている時「ものすごい集中できている」という感覚すらないほど集中することってありますよね。「ゾーン」とか「プール」とか色々呼び方はありますが、要は

深い呼吸状態に入り、時間は止まり、不安はどこかに消え失せ、目の前のこと以外は目に視界から消え、1秒間に126ビットの意識は全て一つのことに集中される。
ここにマイナスの感情や私たちを邪魔する考えが入り込む余地はなく、思考はレーザービームのように焦点が合い、整理されていくのです。
『アインシュタイン・ファクター』より抜粋

みたいな状態です。

 

楽しくないと、集中って出来ないんです。
読書をしていてふと現実に立ち返ってしまうような時って、大抵、話が難し過ぎて付いていけてなかったり、もしくは展開が予想通りすぎて面白くなかったりしますからね。

 

電球の光か、レーザービームか

電球の光は散乱したランダムなパターンの多くの周波で発せられていますが、これは調和のとれていない状態なので光は弱く、周囲のものに対する影響もほとんどありません。
しかし、光波を一つの周波にしぼって、さらに互いを同調するように一直線上にしてやれば、同じエネルギー量でもレーザービームのような強い光が完成します。これはご存知の通り、直接目に当てると網膜を焼くほどのパワーがあります。もっと強めれば、スパイ映画によく出てくる便利道具さながら、熱さ十センチの鉄の扉だって貫通します。

 

つまり、同調した光(レーザー)は調和のとれていない光(電球)よりもずっと強力であると。
私たちの脳も同じで、整理して焦点を合わせると、モーツァルトが一晩で傑作をかきあげたように、とんでもない力を発揮するんだとか。

 

私はまだそれほどドラマチックな経験はしたことはありませんが、不安や悩み、現実を忘れる瞬間というのは身に覚えがあります。

例えば、めちゃくちゃ筆がのっている時、面白い小説を読み耽っている時、10kmくらいランニングした時、深夜3時にビーフストロガノフ作りを開始した時、好きな曲をピアノで練習している時……

いずれにせよ、心配とか不安とかマイナスな「ノイズ」が意識に侵入してこない瞬間って、いつも「楽しくて自分がやりたいこと」をやってる時なんですよね。やっていることが難しず簡単すぎず、適度な刺激(プレッシャー)があるのが条件です。

 

集中が途切れた瞬間を記録しよう

夢中になっていたのに、ふと集中力が途切れることもあります。
そしたら、そのとき何をしていたのか、きっかけは何か、などを記録しておくと良いでしょう。一週間くらい記録を取って見返すと、あなたの集中を妨げる原因がわかってきます。

 

原因その①外的刺激

電話、LINE、メール、テレビ、隣の部屋の物音、暑い寒いなど、色々ありますが、こういったものは予防策を打つことができます。

ゾーンに入ってノリノリの状態ならば、音も耳に入らないし作業が中途半端な時に集中が切れるということは、あまりないかもしれません。

しかし、乗り気じゃないけど「やらなければならない」作業(仕事とか、宿題とか)などの場合、途中で電話が鳴ったりドアのピンポンが鳴ったりで中断されると、そのあと再開しようとしてもうまくスイッチが入らないことがあります。

 

そのため、集中力を要する作業を始める前には、

  • スマホの電源を切っておく
  • エアコンを付けておく
  • 耳栓をする

のように集中できる環境を作っておくことが重要です。簡単な対策ですが、これをやるだけでも一週間の作業量で比較すると差は歴然です。突然の訪問者(一人暮らしなので宅急便のお兄ちゃんかNHKの集金くらいですが)は仕方ないのですが、そういうのは、まぁ稀ですね。

 

原因その②内的刺激

心配、ねたみ、怒り、不安などのノイズがあなたの意識に侵入してくるようなら、その時していることがあなたにとって簡単すぎるか難しすぎるという証拠です。

個人的な話で恐縮ですが、私も執筆していてふと手が止まって、小説の世界から現実の「あー、年も明けたしそろそろ確定申告の準備しなきゃな」とか「20代最後の年明けもとうとう一人だったな」とか「バイトでも探した方が良いかな」とか「あ、おモチ食べたい」とか悶々と考えだしてしまうことがあります。

よくよく思い返してみると、作品のプロットが甘かったり矛盾があったり、キャラが当初の設定と変わってきてしまっていたりと、「整理されていない状態」にあることが多いです。

 

どうも集中できない、全然関係ない嫌なことばかり考えてしまう、という時は、

「いまのこの作業は、難しすぎるのだろうか、簡単すぎて退屈なのだろうか?」

と自身に問いかけてみて下さい。

 

この二者択一の問題については、すぐに答えが出ると思います。

簡単すぎる場合は、より効率よくやる方法とか、難易度を上げて楽しむ方法を考えます。難しすぎる場合は、何が問題を複雑にしているのか、どうすればもっと整理できるのかを考え、単純化します。

すると、絡まっていた紐がほどけるようにするりと集中モードに切り替えられます。

コツは「手間を惜しまない」こと、「遊び心を忘れない」こと。

 

先に挙げた小説執筆の例では、ちょっと面倒でも、プロットを見直して時系列順に並び替えてみるとか、キャラの設定表を作ってみる、等が有効でした。
やっていると「あー、なるほど、ここが引っかかってたのか」と発見できたり、その作業自体が楽しくなってきたりします。

 

悶々としながら「集中できない」などのワードでGoogle検索するのに飽きたら、こんどはちょっと手間をかけて、自分の作業を整理してみるのも良いかもしれませんね!

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