痩せっぽちの自分 vs 太っちょの自分

カテゴリー 読んでよかったレベル20以上の本たち

明けましておめでとうございます。

2016年1月2日、昼間からお屠蘇気分でゆっくり特番を見て過ごしている方、初売りセールで福袋を買ってテンションアゲアゲの方、家族とゆっくり語らいながらお雑煮を食べている方、いろいろいらっしゃると思います。

 

年末年始くらいゆっくり過ごしたいんだよ、というそこのあなた。

そうは言いつつも、「今年こそはこのお腹回りの贅肉をなくして、スリムボディを手に入れるんだ」とか「100万円貯金するんだ」とか目標を考えてたり、ジッとしていられない気分の『もうひとりの自分』がいるんじゃないでしょうか。

それもそのはず。このブログを読んで下さっているような方って、ストイックで自己コントロール力の強い人が多いんですよ。

なので、

特番も面白い、家族とのまったりした時間も大事。けど、はやくも特番やおせち料理に飽きて、仕事をしたくてウズウズしていたり、ランニング・筋トレで良い汗を流したい!

と血圧上昇中の方も、実はたくさんいらっしゃると思います。

 

自分の中にいる「痩せっぽち」と「太っちょ」

こちらははじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術に登場する一節。なかなか興味深かったのでご紹介させていただきます。

 

あなたの内側で起こっている勢力争い

誰にでもダイエットを決意した経験があるだろう。土曜の昼下がり、あなたはテレビの前に寝そべって、サンドイッチを食べながらスポーツ番組を見ている。選手が見せる抜群のテクニックやスタミナに感嘆の声を上げている。しかし、手に汗握る試合を見ながら、あなたは二時間以上も寝そべったままの状態である。そんなときに突然、誰ががあなたの中で目覚める。

「何をしているんだ? 自分のおなかを見てみろ。おまえ太ってるぞ! みっともないぞ! 何とかしたらどうだ!」

自分の中で「誰か」が目覚め、今までの自分とは全く別の「あるべき自分」と「するべきこと」を主張しはじめる。ここでは「誰か」を「痩せっぽち」と呼ぼう。

 

痩せっぽちとはいったい誰だろうか? 痩せっぽちには、自制・訓練・組織という言葉がよくあてはまる。自分にも他人にも厳しく、細かいことに妙にこだわる、独裁者のような性格の持ち主だ。彼にとって、生きることはすなわち行動することである。当然ながら、痩せっぽちは太っちょが大嫌いだ。

こんな痩せっぽちが、突然あなたの人格の主導権を握ったのである。きれがきっかけとなり、すべてが変わりはじめる。

肥満の原因となるような食べ物は、すっかり冷蔵庫から捨てられ、新しいランニングシューズ、バーベル、トレーニングウェアが買いそろえられた。そしてトレーニングの計画表も作られた。朝5時に置き、5キロ走り、6時には冷たいシャワーを浴びる。朝食にはトーストとブラックコーヒーとフルーツをとり、自転車で職場に向かう。夜の7時には家に帰り、さらに3キロは知り、10時にはベッドに入る。これまでの生活とは、なんという違いだろうか!

しかし、あなたはこれを見事にやってのけるのだ。月曜の夜には1キロ減った。眠っているときでさえ、マラソン大会で優勝する夢を見ている。もちろん、この調子でいけば決して夢ではない。火曜日の夜に体重計に乗ってみれば、さらに0.5キロ減っている。すばらしい! 水曜日にはもっと頑張ってみる。もう体重計に乗るのが待ちきれない! さらに減量していることを期待して、体重計に乗ってみる。しかし、何も変わっていない。1グラムも変わっていないのだ。

がっかりしたあなたの心の中には、うっすらと怒りの気持ちがわいてくる。「あれだけ運動したのに? あんなに汗をかいたのにどうして? 割にあわないなぁ……」とは言いながらも「また頑張ればいいさ」と思い、こんな気持ちは無視することにした。そして、木曜日にはもっと頑張ろうと心に決めて眠りにつく。しかし、このときすでに何かが変わってしまったのである。

木曜の朝、あなたはこの変化に気付く。雨が降っていて、部屋が寒い。何か違う感じがする。何だろう? しばらくの間は、それが何なのかがわからない。時間が経つにつれ、やっとわかりはじめる。「誰かが自分の中にいる。太っちょだ! ヤツが戻ってきたんだ!」彼は走ることを望んでいない。だからベッドから出ようともしない。外は寒い。「走れだって? 冗談だろう?」太っちょは、トレーニングの計画なんて何一つこなそうとしない。興味があるのは食べることだけである。マラソンは頭の中から消え、ダイエットの習慣もなくなった。そしてトレーニングウェアとバーベル、ランニングシューズもどこかへいってしまった。

tumblr_loeou1X0EY1qz9xqdo1_500

 

これは誰もが、何度も経験していることだ。私たちはいつのまにか、一人の人間には一つの人格しかないと思い込んでいないだろうか?

痩せっぽちがダイエットを決意したとき、あなたは、自分がその決断を下したと思っている。そして太っちょが目覚めてすべてを台無しにしたとき、それも自分が決断を下したと思っている。しかしそれは間違いである。決断を下したのは自分ではなく、「自分たち」なのだ。

痩せっぽちと太っちょの性格は正反対なので、二人をうまく両立させることはできない。それどころか、主導権争いを始めるために、行動に一貫性がなくなってしまうのである。

 

[amazonjs asin=”4418036016″ locale=”JP” title=”はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術”]

※「削っていい文章」が全然なかったので、ほぼそのまま載せちゃいました。すみません。独立起業だけじゃなく、上述の通り、普通の仕事や生活の上でも役立つエッセンスがギュッと濃縮された良書です。みなさん、ぜひ買って読んで下さい。

 

今、「誰」が自分の主導権を握っているか?

さて、誰にでも似たような経験はあるのではないでしょうか。

まとめると、この話のポイントは

  • 自分の中には「色々な自分たち」がいて、常に主導権争いをしている。
  • 主導権を握っているのが「誰」であるかによって、自分の考え方も行動も左右される。
  • 「誰」が主導権を握るかは、ちょっとしたことで変わってしまう。

ということだと思います。

何も考えずに放置していれば、本やテレビ、人が言ったこと、天気のような外的刺激によって、イチイチ上述したような主導権の交代が起こり、目標達成の前に挫折してしまったり、やることや考え方がころころ変わってしまったりということが起こるのだと思います。

 

どうすれば、「痩せっぽち」に主導権を握らせたまま維持できる?

ほとんどの人は、「太っちょ」に自分のコントロールを任せて、三段腹をクリエイトしたいとは思わないはずです。つまり、「太っちょ」主導権を握られたくない、「痩せっぽち」をずっと起動させていたいと願うのではないでしょうか。

 

 

しかしみなさんもご存知の通り、「誰」が主導権を握るかということは、意志の力でコントロールできません。ふとした瞬間に、気付かないうちに入れ替わってしまうんです。

 

ここで思い出して欲しいのが、「太っちょ」から「痩せっぽち」に切り替わった瞬間です。

上述のダイエットの例では、スポーツ番組を見ている時、もっというと、テレビ画面の中の「筋肉隆々で日々のストイックな生活習慣がにじみ出るような美しい身体を持ったスポーツ選手」と「だるんだるんの腹をした自分」とを無意識に比較した瞬間でした。

「独立起業しよう!」と決意した瞬間だとしたら、今回のようなビジネス書を読んだ時だったり、すでに独立して悠々自適な生活を送っている人のブログやインタビューを見た時だったり、あるいは満員電車のくたびれきったおじさんを見てそこに20年後の自分を重ね合わせた時かもしれません。

 

人それぞれで「目標」も「切り替わった瞬間(トリガー)」も違うと思いますが、なんにせよ、目標を達成したかったら、その「トリガー」を記憶しておき、トリガーの力を借り続けるのが一番効果的です。

自分の理想像とも言える人の顔写真をデスクの前に貼っておくとか、いつも目に付くところに感銘を受けた言葉を貼っておくとか、尊敬する人が身につけているもの(それを見るたびにその人のことが頭に思い浮かぶようなもの)を常に身に付けておくとか。

 

なんだ、そんなことかと思った方の中にも、実際に壁に写真を貼ったりしている人は少ないのではないでしょうか。だとしたら、今すぐにやってみましょう。

今、移動中だからあとで? いえいえ。おそらく30分もすれば忘却の彼方、このうっとうしいブログのことも二度と脳裏をよぎることはないでしょう。

スマホの壁紙を「トリガー」となる画像に変えるだけでも良いです。(次にスマホを起動した時、あれ、なんでこんな壁紙……あ、そっか。あの記事みて変えたんだったわと思い出し、そこから連想してこの記事の内容も思い出すからです。)

今すぐにやることをおススメします。

just-do-it-hed-2013

痩せっぽちの自分 vs 太っちょの自分” への2件のフィードバック

  1. >>このブログを読んで下さっているような方って、ストイックで自己コントロール力の強い人が多いんですよ。

    ぼくストイックちゃうよ!ねーちゃん恐ろしく人を見る目ないよ!(;^ω^)

    それはそうと2016年もお互い頑張っていきましょう!

    1. あれ、違いましたかw
      まぁ人間間違うこともあると言うことで……はい、今年も頑張りましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です