日別: 2015年11月11日

乾風 むかし練習で書いた没・短篇小説

乾風

逃走 フォンフォンフォン、と唄うような音を上げ、小舟はものすごいスピードで進んだ。動力源はヴァンパイアにしか起動できない乾風(あなじ)という名のエンジンだ。つまり乾風を搭載した船はヴァンパイアにしか操船できない。その知識すら持ち合わせていない多くの人間奴隷たちが、脱走しては港に停泊中の小舟で捉えられ…