なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか?

男は映像で欲情し、女はストーリーで欲情する

 

男性の好むポルノ動画の世界では、ゴールはオルガスムとなる。ストーリーは、ソープ嬢たちが「ハッピーエンド」と呼ぶ「男の絶頂」で完結する。

一方、女性の好むロマンス小説では、ハッピーエンドというのは長期的な恋愛関係のことで、たいていは結婚を意味する。

男性が性的興奮する材料

本物:素人もの、潮吹きを好み、パートナーのオルガスムを確認したがり、「あのおっ●いは偽物か?」と疑う。

若さ:高い声、恥じらい、大きな胸、くびれ、きゅっとしたお尻、小さな足。

熟女(MILF):成熟、多産。熟女やお姉様との面倒も後腐れもない一夜限りの関係。

ペ●ス:女性よりも男性の方が、他人のペ●スを見たがる傾向が強い。

ふた●り:「女性らしさ」と「ペ●ス」という対局にあるものが同居していることで、脳が「錯覚」を起こし、興奮に変わる。

目新しいもの:いったんオルガスムに達すると同じ女性に欲情を催すのは難しい。しかし、別の女性を目にするといとも簡単に勃起する。(これは自分の精子を掻き出してしまうのを防ぐためだと考えられている)

女性が性的興奮する材料

αメイル

群れで一番のオス。権力はステータス、信頼性、能力の証拠であり、制服やスーツは権力の象徴。

「花より男子」「リッチマン、プアウーマン」みたいな、ベタ&鉄板の恋愛モノといえばコレですね。

普通(もしくはワケあり)の女子が、その組織(学校、職場など)の上位0.01%クラスの誰がどう見ても魅力的な男子に熱烈にアタックされまくるというアレですね。フィクションどころかほとんどSFですが、売れてる恋愛モノってほぼこのパターンだし、女子は結局こういうのが好きなんでしょうね。私も大好きですw

 

男らしさ

低い声、大きな手、引き締まった腹筋やお尻、たくましい腕や太もも。

これ最近になってめっちゃわかるようになりました。20代のころはあんまり思わなかったけど、30歳を超えてから男の色気にめっちゃ敏感になった私です。若い男性がセクシーな女性を前にした時の気持ちが初めてわかった。ホントまいっちゃいますよねw

自分にだけ優しい

αメイルが、自分だけには優しくしてくれ、自分にだけ欲情する。

いくらイケメンでリッチでも毎晩とっかえひっかえいろんな女性をベッドに招待している男性は嫌がられますね。まぁ女性もワンナイトとか遊びだったらウェルカムのパターンもありますが、前述した通り、基本的に女性は探偵。真剣に交際したいとか結婚したいとか一緒の墓に入りたいとか思える人に性的興奮を覚えるようにできているので、これは当然そうでしょうねと。

自分の性的魅力

自分のスタイルや顔に自信が持てないと、興奮度も下がる傾向がある。

男性がどんな人は関係ありません。若くてお金持ちでイケメンの小栗旬みたいな男性が愛を囁きながらベッドに押し倒してくれても、「自分の外見的魅力が相手と釣り合っていない」と自己評価している場合、純粋に興奮できません。むしろ、「遊ばれてる」という恥ずかしさ、不安感、不快感の方が強くなってしまいます。

これ、女性ならではの特殊な感情ですね。後述しますが、女性は「ハンターではなく探偵」なので、自分にとって魅力的な相手にほど、「遊ばれている」と感じると興奮できません。「性的興奮 <<< 恥ずかしさ」なのです。

若くてキレイな女性が下着姿にされていう「恥ずかしい…(ハートマーク)」と涙目で上目遣いするアレとは全く別物ですよ。純度100%のコンプレックス、という意味での「恥」です。なので、嬉しい反面、「恥」や遊ばれているという「不安感」「不快感」が邪魔して性的興奮に集中できなくなってしまいます。

男性もののAVとかエロ漫画って、女性はおキレイだけど、相手の男性ってそもそもあまり描かれないですよね。画面に極力映りこまない撮り方で、顔はほぼ映らないしスタイルも普通や平均以下の方が出ているケースも多いです。

昔はキレイだった人が一気にオジさんともオバさんともつかない、見るも無残な中年になってしまう原因はまさにここにあると思います。

たとえば、一度太るなり老けるなり失恋するなりして自分の外見的魅力への自己評価が下がってしまうと、性への興味も同じく下がってしまう。性への興味、興奮度が下がると、「美」への意欲が薄れ、ドカ食いしたりお酒をガバガバ飲んじゃったりして、外見的魅力を下げるような誘惑に負けやすくなります。すると、さらに太ったり老けたりして、坂道を転がり落ちるように……怖い悪循環ですね。

「恋するとキレイになる」のは、逆パターンの良い循環です。女性のみなさん、キレイでいるためにも恋をしましょう!

 

権力は最高の媚薬である。

ヘンリー・キッシンジャー

男は「女」を求め、女は「男の欲望」を求める。

スタール夫人

女性が現実の中に望んでいるのは、パワフルで魅力的なえり抜きの男に降伏し、危険と興奮と男の熱い想いを感じることだ。

「トワイライト」のエドワード・カレンは、何百万もの情熱に飢えた女性たちにとって、危険な匂い、詩情、強さ、永遠の愛、血への満たされることの無い渇望といった、世の気の利かない男たちが捨てたように見える全てのものを体現する不死身の存在となった。その一方で、無力な人間の男たちは、根が生えたようにパソコンの画面の前に座り込み、ポップコーンの匂いをかぎながら、エドワードのせいで妻に浮気された男たちの巨大集団と化している。

ジェフ・ゴーディナー

男は「OR条件」、女は「AND条件」

愛の恋だのという小難しい話は一旦置いておいて、生物学的な「交配」ということに立ち返って考えてみましょう。当然ながら、男性と女性ではそもそもの目的が異なります。

男性:ハンター。よりたくさんの女性と交尾したい

女性:探偵。より優秀な遺伝子を持つ男性の子供を身ごもりたい

そんなわけで、

タキシードを着た粋な男が、ホテルでメイドの女性のスカートを捲し上げている画像があったとする。

男はその画像だけで興奮するが、女は、それが「なぜか?」という事情がわかって、はじめて性的想像を膨らませる。

という男女の差異が生まれるんですね。

男性はエストロゲンが関与する女性の体のパーツ(乳房、丸いお尻、やわらかい太もも、絶対領域、小さな足、低い身長、高い声etc…)に性的興奮を覚えます。

女性はテストステロンが関与する男性の体のパーツ(高い身長、広い肩幅、たくましい腕、大きな手、大きな足、引き締まった腹筋、引き締まったお尻、たくましい太もも、低い声etc…)に魅力を覚えます。しかし、女性は「外見的魅力だけ」では性的興奮まで達しません。

 

ハンターは、より多くの女性と交尾するために、目で見て瞬時に「セックスできるか」を判断します。

探偵は、より優秀な遺伝子を持つ男性を選別するために、データ収集、分析を必要とします。

そのため、女性は外見的魅力だけでなく、その男性の権力に反応すると言われています。権力(群れで一番のオス)は、ステータスがあり、信頼性が高く、有能であることの証拠と捉えられます。そのため、いくらテストステロン優位の見た目の男性でも、金のないジゴロにはあまり魅力を感じません。

「感情・思考」と「肉体の性的興奮」の関係

男性の場合は両者が一致しますが、女性の場合は不一致が起こり得ます。

男性は身体的興奮=心理的興奮。ペ●スが勃起すれば、それは「好き」と言うことであり、脳の働き的にも、そこに区別はありません。

女性の場合、身体的興奮は必ずしも心理的興奮とは結びつきません。お●んこがビショビショになったからと言っても、心理的に興奮しているとは限りません。(お●んこは触ってると生理現象で勝手にビショビショになる)

 

<「肉体の性的興奮」に至までの脳の働き>

男性は右側の扁桃帯(※1)が反応し、そのまま右脳(イメージ、全体像)で考え、視床下部(※2)が活性化します。

女性は、左側の扁桃帯が反応すると、前帯状皮質と島皮質が感情を抑制します。次に、感情は符号化されて左脳(詳細な記憶、データ、論理)で考え、最後に視床下部が活性化します。

※1扁桃帯:情動、感情を司る部位。怒りや恐怖、喜びなどを感じるのはこの部位の機能。

※2視床下部:自律神経の中枢、本能を司る部位。興奮して顔が赤くなったり心臓がバクバクいったりペ●スが勃起したりおまんこが濡れるのはこの部位の機能。

 

・参考文献

ボストン大学の認知神経科学の研究者が、クソまじめに「ポルノ」を研究した本。

「性的欲望と特上を生み出す脳のソフトウェアは、どんなしくみになっているのか?」という疑問に、数学的知識を活かし、コンピュータを利用したデータマイニング方法で分析(※)したもので、生データを元に語られているという点において信憑性は高いと思います。

※「ドッグパイル」というグーグル、ヤフー、ビングをはじめとしたいくつかの主要検索エンジンの検索結果をひとつにまとめて表示するメタ検索エンジンの上位ワードを統計学的に解析。

 

p.s.

腐女子の心理を研究したら金になるものが作れるんじゃないかと購入しました。ポイントをおさえて読むと、なるほど、売れている作品(BLも非BLも)はきちんとポイントを抑えているのがわかりました。本自体も、表現がウェットに富んでいて、読んでいて声を出して笑ってしまいまいた。いやぁ、面白かった。

末岐 碧衣
  • 末岐 碧衣
  • フリーランス のシステムエンジニア。独立後、一度も営業せずに月収 96 万円を達成。1986年大阪生まれ。早稲田大学理工学部卒。システムエンジニア歴 12年。
    2009年、ITコンサルティング企業に入社。3年目でコミュ障が爆発し人間関係が崩壊。うつにより休職するも、復帰後はコミュ障の自覚を持ち、「チームプレイ」を徹底的に避け、会社組織内においても「一人でできる仕事」に専念。社内外から評価を得た。
    無理に「チームプレイ」するよりも「一人でできる仕事」に専念した方が自分も周囲も幸せにできることを確信し、2015年フリーランスとして独立。

2件のコメント

  • 少しわかりにくかったですね。補足します。
    「80%は女性の子孫、男性の子孫はその半分の40%」というのは、男性一人に対し、平均して二人の女性がそれぞれ子供を作ってきたという意味です。だから足しちゃダメ(笑)
    出典はこちら:性欲の科学

  • 何を興奮しているのか知りませんが、下品な専門用語(?)が多すぎてご指摘の意味がわかりません。
    もし例外をあげつらっているなら、ご苦労様です。
    科学というのはデータの積み重ね、「こういう傾向がありました」というもの。つまり統計の学問であり、全ての男性、女性に当てはまるわけではありません。

    >女が男同士に興奮する理由は何なんだ…
    冒頭に挙げたとおり、男は映像、女はストーリーで欲情するためです。
    BLは、基本的には”ストーリーありき”のもの。読者の女性にもたらす心的効果はロマンス小説と同じです。もちろん、これも例外はありますけどね。

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