サラリーマンに戻る気ないけど、失業給付は受け取りたい人へ。

独立してフリーランス(もしくは起業)が軌道に乗るまでは時間がかかります。勢いで会社を辞めて飛び出した人の中には、「サラリーマンに戻る気はない。でも失業保険、、、もらえるならもらいたい!」と思う人もいるのではないでしょうか。わかる、わかりますよその気持ち! なぜならわたしもそうだったから。

 

失業給付を受け取るなんて、なんか貧乏臭いなーとか恥ずかしがらなくて大丈夫です。だって現実的に、月々の収支は赤字なのだから! なんの準備もなしに辞めたサラリーマンが、すぐにフリーで何十万も稼げるほど甘くないわけです。事業が軌道に乗るまでの生活費を国が出してくれるのだから、絶対にもらった方が良いです。

 

え? バイトすれば生きていけるし、失業保険についてイチイチ調べたりするの面倒くさい?

なるほど。そうかもしれません。でも「生活費を稼ぐためにバイトする」、というのは極力避けた方がいいと、わたしは思います。バイトへの逃げ癖がついてしまいますし、なにより「バイト」はこの世で一番効率が悪い働き方です。働いた時間分しか報酬が発生しないし、次に繋がりません。時給も安いです。独立してフリーとしてやっていきたいなら、二度とサラリーマンに戻りたくないなら、何より優先すべきなのは「不労所得」を大きくすることです。

最初は赤字覚悟で、事業を軌道に乗せることに全エネルギーをぶっこむくらいの方が、結果的に独立に成功する確率が上がると思います。それに失業保険は、もともとアナタの給料から天引きされたお金(雇用保険)から支払われるわけですから、積み立てたお金をいざという時に崩す、というくらいの気持ちで受給すればいいんじゃないですかね。

 

ハローワークに電話してもろもろ確認した結果

ハローワークに直接電話して、気になることをもろもろ確認してみました! あ、ハローワークの人に質問する時は以下の太字部分を忘れないように前置きしましょう。

求職活動と並行して、個人事業主としての開業も検討しています。失業保険の受給について、いくつか確認させて下さい」

 

Q.個人事業主として開業届けを役所に提出した時点で、失業保険は受取れなくなりますか?

はい。開業した時点で自営業者となるため、開業日以降、失業保険の給付はできません。

Q. 1日4時間の範囲内でアフィリエイトのためにHPを作ったり、ブログを書いたりする行為は、報酬が発生しなくても、失業認定申告書に記載する必要がありますか?

はい。申告は必要です。ただし報酬が0円なら減額にはなりませんので安心して下さい。

Q. クラウドソーシング(ランサーズとか)でバイトした場合、給付期間中に報酬を受取らなければ不正受給には該当しませんよね?

はい。失業給付金は、あくまで給付期間中に受取った報酬と労働時間で調整します。なので、給付期間中の労働時間の申告は必要です。ただし、労働時間が1日4時間以内で報酬も0円ということなら、減額にはなりません。

Q. 求職活動の傍ら、趣味で小説も書いています。もし、新人賞に応募して納付期間満了後に賞金を受取ることになった場合、申告していないと不正受給になってしまいますか?

いいえ。出版社の人に仕事として依頼されて執筆しているなら申告は必要ですが、あくまで趣味の範囲で、かつ作業も求職活動の合間にやる程度(1日4時間以内)であれば、申告の必要はありません。

 

失業給付を受取るための制約

ただし、(個人的にはあまり納得いかないし時代遅れだと思うのですが)大前提として失業給付は「サラリーマンに戻る意志がある人」のためのものなので、受給するためにはそれなりの制約も覚悟しなければなりません。

 

・給付期間中(待機含む)は、1日4時間以上働けない

逆説的ですが、失業給付を受取るためには、働いてはいけないんですw まぁブログやアフィリ、クラウドソーシング、小説の執筆など、在宅で1人作業するものなら「4時間以内、報酬0円」で申告だけしておけば問題ありません。ただし、口座に報酬が振り込まれた場合は絶対に申告しましょう。不正受給になります。給付金額の3倍を支払うという重いペナルティを科せられるので、注意して下さい。

有名な裏技として、クラウドソーシング(ランサーズとか)アフィリエイトで得た報酬を、給付期間が終わるまでは入金を待ってもらう、という手があります。かなりグレーですが、「給付期間を過ぎてから得た報酬」なので問題無しです。ただし、入金を待ってくれる案件なんて滅多にありませんし、秘密にした場合、依頼主(報酬の支払元)の確定申告でバレて不正受給、なんてことになりかねないので、おススメしません。ハイリスクローリターンです。

 

ちなみに、4時間以上働いたり報酬を受取ったりしたことを素直に申請すると、それに応じて給付金額が減額されたり、もらえなかったりします。

 

・毎月2回以上の「求職活動」をしてハローワークにも月1で通わなければならない

「求職活動」というのは、何もどこかの企業に応募して面接を受ける、ということだけではありません。ハローワークの窓口で「就職相談」をしたり、「就活応援セミナー」を受講したりするのも1回の求職活動としてカウントされます。ちなみに、実際は応募してないのに応募した、として申告書に書いた場合も不正受給になります。

どうやって確かめているのか聞いてみたところ、申告書に書かれた企業に一件一件電話して確認する、と言われてたまげましたw 履歴書が企業側にあればOK、企業側から「わからない」と言われたらそれ以上確認できないのでOK、企業側に「そんな応募はなかった」と言われたらアウト、だそうデス。

もちろん、このチェック方法では全ての申告書のに書かれた全ての企業に確認することは不可能なので、ランダムでチェックしているとのことです。それでも、毎月数人の不正受給者が発覚するとか。ハローワークの人も大変ですね。。

 

末岐 碧衣
  • 末岐 碧衣
  • フリーランス のシステムエンジニア。独立後、一度も営業せずに月収 96 万円を達成。1986年大阪生まれ。早稲田大学理工学部卒。システムエンジニア歴 12年。
    2009年、ITコンサルティング企業に入社。3年目でコミュ障が爆発し人間関係が崩壊。うつにより休職するも、復帰後はコミュ障の自覚を持ち、「チームプレイ」を徹底的に避け、会社組織内においても「一人でできる仕事」に専念。社内外から評価を得た。
    無理に「チームプレイ」するよりも「一人でできる仕事」に専念した方が自分も周囲も幸せにできることを確信し、2015年フリーランスとして独立。

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