「安心」なんてこの世に存在しない

良い大学に入れば安心、大企業なら安心、正社員なら安心、持ち家があれば安心、(女性の場合)結婚すれば安心etc…
人は安心を求めて犠牲を払います。

 

本気で勉強したいこともないのに大学に入るために「高い学費」を払い、
大企業のサラリーマンになるために「やりたい事」「夢」を諦め、
正社員になるために「自分の時間」「副業の自由」を失い、
持ち家を買うために「35年ローン」を組み、
結婚するために「自由恋愛の権利」を失います。

 

でも、そんなことで安心って手に入るものでしょうか?
わたしは、安心なんてそもそも存在しないんじゃないかと思っています。

 

良い大学を出れば安心?

わたしは早稲田大学理工学部にいましたが、4年間をドブに捨てて「良い大学の卒業生」というブランドを手に入れました。わたしはギリギリ前の世代ですが、今は就職氷河期とか言われていますね。日本の最高学府、東大を出ても就職できない人が続出しています。
良い大学を出ても、就職できるとは限らないんです。そもそも就職できても、会社がなくなるかもしれない。

どうしても、一生大企業でサラリーマンをやりたい!という人以外、大学って本当に無駄だと思います。研究者を目指してマジで勉強している人なんて、わたしの周りには居ませんでした。みんな就活のことしか考えていません。2年生のうちからインターンシップに参加したり、面接で有利なようにNPO団体で活動してみたり。肝心の授業は適当に単位を取れる程度に出て、試験は過去問を暗記して乗り切ります。
なんでしょう、この無駄な時間は。。。

大企業のサラリーマンや正社員なら安心?

まぁわざわざ書くまでもないんですが。「寄らば大樹の陰」と言っても、大樹があなたを庇護してくれるわけではありません。
そして、同じような人が大樹の陰には大量に集まるわけです。代わりはいくらでもいる、ということです。おしくらまんじゅうになり、いつのまにか大樹の陰からはみ出ていた、なんてことにもなりかねません。
大樹の方からも、「枝打ち」という名目であなたがしがみつく枝ごとバッサリいかれる可能性があります。

持ち家があれば安心?

結婚したらマイホームが必要、とかいって親族や嫁に言われるがままに買ってしまう人がいます。
たしかに持ち家があれば、少なくともホームレスになって河川敷で寝起きするような事態にはならないでしょうし、子育てのために安定した環境が望ましいのであれば持ち家も良いかもしれません。

しかし、そのために35年ローンを組むのは、ちょっとわたしには理解できません。キチガイじみています。
35年って、めちゃくちゃ長いですよ。今30歳だとすると、35年後って65歳です。
郊外に通勤に便利な3LDKを買うなんて、アリエナイ。勤務先が変わったらどうするんでしょう。転勤になったら、それだけでもう家族と離ればなれです。会社が倒産したりクビになったら、次の勤務先は「その家から通える範囲内」で探さなければなりません。離婚したら? 一人で3LDKの無駄に広い家に住むんでしょうか。何もなくても20年もすれば子供も家を出て行きます。
「適度な家の広さ」は住む人数によって変動するんです。結果、減築しようか、となります。無駄以外の何者でもありません。

家自体もどんどん古くなり価値は落ちていきます。10年もすればガタがきはじめますから、メンテ代もかかってきます。震災が来たらどうするんでしょう。そのために保険に入る? そんな風に固定費を上げるから、アリ地獄のように抜けられなくなるじゃないでしょうか。そもそも35年間かけなきゃ返しきれない借金をするなんて、分不相応です。わたしは絶対にローンなんて組みません。

さらに疑問なのが、一生同じ場所に住むつもりなんでしょうか? ライフステージによって「住んで快適な土地」って変わってくると思うんですよね。一般的には独身だったら都心、子育て中だったら郊外の静かな場所、老後は田舎とか。それを「持ち家」に、文字通り縛られてしまいます。うーん、どう考えてもメリットないと思うなぁ。

結婚すれば安心?

人の心は移り変わるものです。だからこそ結婚という制度で縛る必要があるんでしょうが、別に本気で離婚たいと思えばいくらでも方法はあります。よく30代、40代の女性に向かって「まだ結婚してないのか」「賞味期限切れちゃうよ」とか訳のわからない説教を垂れる人がいますが、全く理解に苦しみます。

結婚したらどうだと言うのでしょうか? 偉いの? 子供を生まない女はダメなの?
江戸時代じゃないんだから、子供なんて生みたい人が生めば良いんです。今では国境を超えた働き方なんていくらでもあるし、世界規模では人口はガンガン増加しています。日本の人口が減ってもなんの問題もありません。そもそも、移民を受け入れない限り日本の人口減少は避けられないところまできているのに、今更日本人ががんばって子供を産んで、一体どれほどの意味があるんでしょうか。

今は女性でも働く場が増えてきましたし、年齢も性別も関係ない、クラウドソーシングなどの働き方も、いくらでもあります。
わたしから言わせてもらえば、そういう時代になっているにもかかわらず、結婚して仕事を辞めてあとは旦那に養ってもらお〜みたいな女性の方が、余よっぽどダメ人間に見えます。自力で生きようと言う気持ちすらなく、庇護者が親から旦那へと変わっただけ。子供のままです。子供が子供を産んで育てるなんてお笑いです。
旦那が浮気しないよう血眼になって見張ったり、離婚されないように見て見ぬ振りをしたり。好きな人が出来ても結婚しているから、と諦めたり。以前、不倫をテーマにしたドラマ「昼顔」が主婦の間で社会現象になりましたが、反吐が出ます。そんなことしてて虚しくならないんでしょうか?

結論

「安心」なんてありもしないものを求めて、長期的な代償を支払うなんて馬鹿げてる。

末岐 碧衣
  • 末岐 碧衣
  • フリーランス のシステムエンジニア。独立後、一度も営業せずに月収 96 万円を達成。1986年大阪生まれ。早稲田大学理工学部卒。システムエンジニア歴 12年。
    2009年、ITコンサルティング企業に入社。3年目でコミュ障が爆発し人間関係が崩壊。うつにより休職するも、復帰後はコミュ障の自覚を持ち、「チームプレイ」を徹底的に避け、会社組織内においても「一人でできる仕事」に専念。社内外から評価を得た。
    無理に「チームプレイ」するよりも「一人でできる仕事」に専念した方が自分も周囲も幸せにできることを確信し、2015年フリーランスとして独立。