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あなたはどっち? “踏みとどまる人” と “突きすすむ人” の違いがよくわかる映画「コンプリート・アンノウン」を観てみた

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どうも、自分探し歴30年の白戸です。

延々と自分探しする女と、それを理解できない男の映画。こんなレビューを読んだら、観ないわけにはいきません!しかも「評価が分かれる」と噂の作品。

評価分かれる系って、個人的には結構アタリなこと多いんですよね。大好物です。ワクワク

ではいってみよう!

コンプリート・アンノウン〜私の知らない彼女〜

Amazonのプライム対象にしては新しく、2016年作品。「アイデンティティの探求」を描いてるらしいので、ちょうど自分を見失っている私にピッタリな映画!

<あらすじ>

衝撃的な過去を持つミステリアスな女性が、かつての恋人の前に再び現れ、彼が築き上げた妻との安定した生活をかき乱す。高い評価を受けている映画監督ジョシュア・マーストン(中略)が贈るアイデンティティの探求を描くサスペンス。

Amazonビデオより抜粋

主演:
レイチェル・ワイズ, ダニー・グローヴァー, マイケル・シャノン
再生時間:
1 時間 32 分

以下、ネタバレ注意です!

<登場人物>

男:40代くらい、仕事は「農地改革法案の一部を練る手伝い(?)」。友人にも「美人で非凡な才能を持つ妻を影で支えてエライ」的な褒められ方をしており、かなり冴えない感じ。誕生日ケーキの名前も間違えられる。いつも不満げでイライラ。

中盤で明かされるのが、実は自分探し女とは元恋人ということ。女は15年前に突然失踪。自分の両親にすら何も告げずに消えた。以後、別の女と結婚。子供なし。

男の妻:美女でアーティスト。自作のアクセサリを作っていて、修行のためカリフォルニアへ行きたがっている。夫は仕事がどうのこうのとウニャウニャ言ってて一緒に行くか迷っているが、この妻はダメなら夫を捨ててでも夢を優先しそうな感じ。

自分探し女:若く見えるけど、たぶん男と同年代。世界中(ポートランド、中国、香港、シンガポール、タスマニアetc…)を転々としながら職業(カエル学者助手、歯科助手、マジシャン助手etc…)だけでなく、名前までその都度「リセット」して生きている。過去の人間関係も全て捨てている。これまでのリセット回数は、なんと9回!

幅広い経験、豊富な知識を持ち、旅の話も面白い。

[ネタバレ注意] セリフから読み解く、二人の主人公の人間性

女のセリフ

ポートランドで私は別人になれた。でも少し経つとまたそれがありふれたことに。だったら、そこから抜け出せば良い。なんどでも繰り返せば良い。

そうすれば、1000の生き方ができる。

手放すことで自由を感じる。白紙の状態になる。

留まること・変わらないことに耐えられない、生粋の自由人タイプですね。ここまで来るとちょっと病的な感じもしますが、誰もが一度は憧れるような生き方じゃないかと。

ただ、リセット(名前も変えてるのでほぼ転生に近い)を繰り返しているので、逆に「自分の基盤」みたいなものが無い、危うさがあります。

自由の代償なのか、やはり「(定住して人間関係もちゃんとある)普通の人たち」とは永遠に理解しあえません。

女は、男の誕生日パーティでは初対面の人たちに全く悪気なく嘘をつきまくり(名前も偽名だった)、最後に「え…?さっきの話と違うじゃん。…え?えっえっ?もしかして今までの話、全部ウソだったの?」的な最悪な空気になります。

男のセリフ

目標に向かって突き進む君の姿に嫉妬したんだ。

僕の職業をしってる? 要はメール打ちだ。この13年間というもの、ガイドラインを提案してきた。

報酬はほぼ苦労に見合わない。” ほぼない ” はある意味 ” ない ” より悪い。もう少し踏みとどまって、なにか少しでも変われば、もっと何か、、

あぁぁあ…踏みとどまって、踏みとどまって、望まない生き方をしてきた男。女のような生き方に憧れつつも、「僕には無理だ」と言ってフイッと目を反らします。

決定的なラストシーン

男が今の生活に満足していないっぽいとわかると、女が「…一緒に来る?」と聞きます。

しかし、男は答えられません。迷いながらも、結局、彼は “踏みとどまる” 人なのです。

少しだけ待って、女は「もう(出発の)時間ね」と少し悲しそうに言う。

ここです。

ここが、二人が永遠に袂を別った決定的なシーン。良いですねー!グッときました。こういう人生を変えるような大きなチャンスって、迷ってる間に消えちゃうんですよね。

二人が道へ出ると、男が「次はどこへ?」と聞きます。

女はそれに答えず、「もう帰って」と言います。男はかなり未練タラタラな様子ですが、女の決然とした態度にしぶしぶ背を向けます。その後、やはり戻ってきて抱き合うシーンがありましたが、正直これの意味はよくわかりませんでしたw

「踏みとどまる人」と「突きすすむ人」

この映画は二人の対照的な主人公をそれぞれ↓のようにシンボライズしているのかなと、勝手に思って観ました。

踏みとどまる人(男)= “我慢”, “生活”

突きすすむ人(女)= “自由”, “冒険”

現実の世界の人間はこれほど極端ではなく、時に踏みとどまったり、時に突きすすんだり、と色々あると思いますが、これまでの人生で、自分はどっちの方が多かったかなぁとか考えさせられる映画かもしれません。

自分がどっちのタイプにせよ、もう一つの人生としてこんな生き方もあったかも、と妄想しながら観ると、かなり楽しめます。

それでは!

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