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書籍編集者が語る「売れるエンタメ小説!3つの特徴」

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面白いブログを見つけたのでご紹介させていただきます!その名もズバリ「書籍編集者の裏ブログ」。作家志望の方は非常に参考になると思います。

売れるエンタメ小説!3つの特徴

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エンタテインメント小説を読んでいると、売れているものに共通する特徴がいくつかあることに気がつきます。

  • キャラクターがしっかり描き分けられている
  • 読みやすい文章
  • ふたつのストーリー

(中略)ふたつのストーリーというのは、大きなひとつのストーリーと小さなたくさんのストーリーということです。冒頭で事件が発生し、その事件は小説の終わりまで片付かない。その間、小さな事件が発生しては解決されていく。

一方で、冒頭の大きなストーリーが時折、顔を出して、飽きさせない。そして、最後に、大きなストーリーと最後の小さなストーリーが絡み合って、物語が終結する。

持ち込み原稿などで、素人の方の小説を読んでいると、こうした複合したストーリーには、まったくといっていいほどお目に掛かりません。

これ100%同意です。でもストーリーの複合ってなかなか思い通りに行かないんですよね〜単純に「技術」が無いというだけなんでしょうけど、けっこう難しい。

キャラクターの描き分け

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キャラクターの描き分けは以下のような切り口で可能です。物語の途中でぶれたりしないよう、慣れないうちはちゃんとキャラクター表を作っておくことをお勧めします。

  • 一人称:オレ、俺、私、あたし、僕、ボクetc…
  • 口調:〜である、〜だわ、〜だろetc…
  • 役割:主人公、敵対者、援助者、チョイ役
  • 能力と自己評価のタイプ:スーパーマン、貴種流離譚、オレ様、ダメ人間
  • 価値観(その人物が人生で最も大切にしていること):自由、金、家族、愛etc…
  • 欲求:生きたい、逃げたい、認められたい、助けたい、○○へ行きたいetc…
  • ディテール:年齢、性別、職業、性格、嗜癖、生い立ち、容姿、人間関係etc…

キャラ作りについての詳細はこちら↓

一生忘れられない!魅力的なキャラクターの作り方① 「能力」を決める

一生忘れられない!魅力的なキャラクターの作り方② 「価値観」を決める

一生忘れられない!魅力的なキャラクターの作り方③ 「欲求」を決める

一生忘れられない!魅力的なキャラクターの作り方④ ディテールを決める

読みやすい文章

education and school concept - little student girl studying and reading books at school

読みやすい文章の一般的な条件は以下の通り。

  • 短い
  • 読者に理解可能な漢字、言葉を使っている
  • 漢字とひらがなの割合に気を配っている
  • 適度な空白がある
  • 「の」「に」「も」は一文にひとつ
  • 洒落た言い回しよりも「シンプル」
  • 比喩を使いすぎない
  • 「説明」ではなく、描写やアクションに盛り込む

ちなみにコレらが出来ているかどうか、簡単にチェックする方法が一つだけあります。

そう、音読です。声に出して読むとダメな箇所でつっかえます。さらに、「ここの言い回し、くどいなぁ」とか「説明長っ」とか「この比喩うざいわ〜」など、一気に客観的な鬼畜読者視点に切り替えて読むことができます。超おススメ。作家志望の皆様は、賞に応募する前に是非やってみて下さい。

あとちょっと捕捉。

長々と状況や生い立ちを説明をする、というのは私もよくやりがちなんですが。。。ダラダラ説明するのではなく、人物のアクション一発でポンと伝えるってのが理想です。読者って、説明は読みたくないけど、その人物が次に何をするかってことには興味があるんですよね。

例えば、

斎藤は学生の頃から毎朝6時から漫画を描き、放課後はカラオケの誘いを断って真っすぐに帰宅するような子供だった。学校と睡眠の時間を除くほとんど全ての時間を漫画に割いてきた。そしてプロになり、還暦を迎えた今でも、漫画に対する姿勢は変わっていない。漫画の描き過ぎですっかり指の指紋も消え、手袋をしないとペンも握れない始末だ。

と書くより、

斎藤はすっかり指紋の消えた指で薄いゴム手袋をはめ、Gペンを握った。どちらもデビュー前から愛用しているものだ。

と書いた方が良いわけです。

「Gペン」「デビュー」という単語から、斎藤がプロの漫画家であることを連想できます。さらに、指紋が消えるほど漫画を書き続けたというのも、手袋をはめるというアクションにギュッと濃縮できます。

ちなみにこの人物はゴルゴ13の作者さいとう・たかを先生を説明した文章です。指紋が消えているというのは何かのドキュメント番組で知りました。

ふたつのストーリー

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大筋とは別の、小さなストーリー。

起承転結の「承」で中だるみしちゃったり、大筋がありきたりでオリジナリティに欠ける、という場合は、この「小さなストーリー」が無いもしくは少ない、本筋とうまく融合できていない可能性が高いです。

「悪の経典」の場合

例えば、わたしの敬愛して止まない貴志祐介先生の「悪の経典」では、読み返してみるとかなりのペースで「小さなストーリー(事件)」が発生しては解決しており、それに伴って大筋のストーリーも少しずつ展開していることがわかります。

<大筋>

「他人への共感能力」だけが欠如したハイスペック人間・蓮見教諭が、徐々に正体を見破られて追いつめられ、最後は生徒を殺しまくる。

<小さなストーリー(の一部)>

  • 園田(体育教師)が生徒をなぐって流血
  • 蓼沼(不良生徒)による教師イジメの噂
  • 美彌(女子生徒)が万引きで捕まる
  • 早水(男子生徒)がカンニングを先導
  • 久米(美術教師)が男子生徒と密会

こんな感じでサイドストーリーが始まり、それぞれが解決したり新たな展開を生んだり過去編に繋がったりしながら、大筋のストーリーと絡み合っています。

いやぁ、読んだ人にはわかると思いますが、非常に複雑に絡み合っています。改めて、まじスゴい!どうやったらこんなキレイに作れるんだろ……プロってすごい。私もいつかこれくらい上手に書ける日がくるんだろうか(´・ω・`)折れるな、折れるな!マイ・ハート!!

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