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あなたのパートナーは大丈夫? 「いきなりエイズ」が国内でじわじわ増加中。。

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いきなりですが、「いきなりエイズ」ってご存知ですか?

読んで字のごとく、「風邪がなかなか治らない」「熱が続いてる」「最近吹き出物が変なところに出来るようになった」「手足がしびれる」みたいな症状で病院に行って検査してみたら、いきなり「エイズですね」と医者に言われることです。

いきなりいきなりってさっきからうるさいですね。すみません。

2012年HIV感染者・エイズ患者

上図は新規エイズ患者比率、AIDS感染者新規報告比率とも言いますが、いわゆる「いきなりエイズ率」のことです。これが年々、のそのそと増えてるんですよ。。

HIVとAIDSってどう違うの?

HIVはウイルス、AIDSは症状です。

HIV:Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)

AIDS:Acquired Immune Deficiency Syndrome(後天性免疫不全症候群)

HIV感染からAIDS発症までは、以下のような段階を踏みます。ご覧の通り、「無症状期」という人間にとっては非常に迷惑な期間があり、HIV感染からAIDS発症までは数年〜10年ほどかかると言われています。

image1

「いきなりエイズ」とは、つまりAIDS発症をきっかけにHIV感染が発覚する、ということです。
自分がHIVのキャリア(保菌者)でも「無症状」なので、検査をしない限りは気付けません。下手をすると10年間、HIVを最愛のパートナーやら浮気相手やらセフレやら風俗嬢やらにバラまき続けるわけです。本人が「HIVなどとは夢にも思っていなかった」と後から嘆いても遅いんですけどね。

HIV自体は感染力が弱い(触っただけでとか空気感染とか)とされているウイルスなので、その分、あえて「無症状期」をおくことで長期間に渡って感染を拡大させるという「生き残り戦略」を取っているんでしょう。賢いウイルスです。。。

AIDS発症をきっかけにHIV感染が発覚する「いきなりエイズ」

「いきなりエイズ」は、もちろんいきなり「エイズですね」と言われるだけでも充分に怖いのですが、それよりもヤバいのが、ほとんどの患者が重症化してから病院にやってくるということです。

HIVエイズ

HIV感染者が20代~30代が最も多いのに対して、AIDS発症者は30代~40代が多いのは、10年近く、無症状のまま放置されているからです。

検査の精度についてはこちらが参考になります。

参考サイト:精度99%のHIV検査の結果は、99%正しいのか?

「いきなりエイズ」症例7選

のどに痛みを感じたのは半年ほど前。近所のクリニックや総合病院で受診、検査をして、鎮痛剤などの処方を受けたが治らず。どんどん悪化し、水さえ飲めなくなった時点で、詳しい検査を実施。エイズを発症していることが判明。

特定のパートナーとしか性交渉をしておらず、自分はエイズとは無関係だと思っていた。当然、HIV検査も受けたことはなかった。(30代男性)

去年入院したにも関わらず感染していることに気付かず、2回目に肺炎になったときの検査でいきなりAIDS発症を告知されました。(40代男性)

手足の麻痺(※)出現を契機にクリニックを受診しました。CT、MRI等の検査の結果、PML(進行性多巣性白質脳症)が疑われると言われました。医師からすすめられるままにHIV抗体検査を実施し、HIV陽性が判明しました。(30代男性)

※PML初期症状:片麻痺・四肢麻痺・認知機能障害・失語・視覚異常

私は風邪症状で微熱が続き、翌年正月明けに国立病院に行きレントゲン、採血検査を受けました。結果、エイズに依るカリニ肺炎と診断され即入院。妻に自分で言えず、医師に電話するよう頼んだ位パニックになりました。(40代男性)

僕は結核発症でした。結核とHIVの治療を同時に進めることができなかったので、抗HIV薬を飲むまで2年くらい時間があり、心配だったことを思い出します。(50代男性)

僕はカリニ肺炎が重症になってから入院したため肺炎から治療しましたが、呼吸が出来て身体が動かせるうちに病院に行ったほうがよかったなと思いました。発症しても健康なうちの方が選択肢も広いし、何より苦痛が少ないからです。(20代男性)

急に体調が崩れたため入院して対処療法していたのですが、一向に改善の兆し無く、HIV検査に踏み切って判明しました。当時は体重が20キロほど落ち、連日40度近い高熱が出ていました。

24時間点滴が数ヶ月も続き、その間も抗がん剤・HIV治療薬・放射線照射・クリーンルームでの面会謝絶の日々、体はだるい、体力は落ちる、髪の毛は抜ける、手はつってしまうので長い時間ペンがもてない……色々な機能がダウンしていく中で、仕事は結局「休職」から「自主退職」に追い込まれました。(30代男性)

アメリカのTVドラマ「Dr.HOUSE」の天才医師グレゴリー・ハウスのセリフに「性病は信頼している相手からもらうものだ」というのがありましたが、ホントその通りですね。怖い。と思いましたが、私には相手がいないのでどうでもいいです。

ちなみに、医者が「エイズですね(既にAIDSを発症していますね)」と判断するのには基準があります。

厚生労働省が定める「AIDS発症の指標疾患」23の合併症

  1. カンジダ症(食道、気管、気管支、肺)
  2. クリプトコッカス症(肺以外)
  3. ニューモシスチス肺炎
  4. コクシジオイデス症
  5. ヒストプラズマ症
  6. クリプトスポリジウム症
  7. トキソプラズマ脳症
  8. イソスポラ症(1ヵ月以上続く下痢を伴ったもの)
  9. 非結核性抗酸菌症
  10. 化膿性細菌感染症(敗血症、肺炎、髄膜炎、骨関節炎を2年以内に2つ以上、もしくは繰り返し発症したもの)
  11. 活動性結核(肺結核又は肺外結核)
  12. サルモネラ菌血症
  13. サイトメガロウイルス感染症
  14. 単純ヘルペスウイルス感染症(1ヵ月以上持続する粘膜・皮膚の潰瘍、もしくは気管支炎、肺炎、食道炎の併発)
  15. 進行性多巣性白質脳症
  16. カポジ肉腫
  17. 原発性脳リンパ腫
  18. 非ホジキンリンパ腫
  19. 浸潤性子宮頸癌
  20. 反復性肺炎
  21. リンパ性間質性肺炎/肺リンパ過形成:LIP/PLH complex(13歳未満)
  22. HIV脳症(痴呆又は亜急性脳炎)
  23. HIV消耗症候群(全身衰弱又はスリム病)

出典:後天性免疫不全症候群の指標疾患

それでも「ナマ」でやりたがる日本人男性・・・

さて、AIDSの早期発見には定期的な検査をする必要があるのですが、それよりも根本的な原因を作らないことが大切です。性行為によるHIV感染を予防するためにはコンドームの装着が非常に有効です。みなさん、ゴムは必ず付けましょう。

ちなみにオーラスセックス(フェラやクンニ)やディープキスでも、粘膜に傷が出来ていたり、自分が別のSTD(性病)に感染していた場合、HIV感染率がグッと上がります。

フェラをするにせよされるにせよ、きちんとコンドームを付けましょう。クンニやディープキスは信頼出来る人とだけにしたほうがよさげです。もしくは、事前に検査して、お互いピカピカのクリーンだと判明してから、という感じで。


ちなみに、HIV感染者はSTD(その他の性病。クラミジア、梅毒、カンジダ、淋菌、B型肝炎など)にかかりやすく、STD患者はHIVに感染しやすいということもわかっています。STDに感染していることがわかった場合は、HIV検査も受けた方がいいでしょう。

ちなみに、現状はこんな感じ。

スクリーンショット 2015-10-11 06.43.24 スクリーンショット 2015-10-11 06.43.47

スクリーンショット 2015-10-11 09.24.38

見ての通り、国内のHIV感染者もAIDS患者も、90%以上が日本人男性(青実線)で占められています。そして、コンドームの国内出荷量(≒コンドーム装着率)は減る一方です。つまり、みなさんゴムを付けていません。

男性のみなさんは、なぜゴムをつけないんでしょう?

本音爆発!男性がコンドームを付けない理由

1位 コンドームを買うのが恥かしい……

2位 だってつけない方がキモチイイんだもん

3位 彼女も付けない方が気持ち良いと思って

4位 俺が妊娠させるワケがない

5位 コンドームをつける時間がいたたまれなくて

6位 コンドームをつけるとイケないし長くなる

7位 コンドームをつけなくても感染しなかったし

うーん。恥ずかしいなら仕方ないですね。。。っておバカ!

なんか全体的に、自分本位で根拠を欠いた思い込みが目立ちます。結果的に、相手だけでなく自分を危険に晒しているという自覚を持った方が良いですね。データにもはっきり出てますし、取り返しのつかない事になってからでは遅いですよぉ。

女性の側も、相手に嫌われたくなくても「ゴム無しではヤラナイ!」と強く意志表示をする事が大切です。相手が持っていないことも多々あるので、自分で携帯しておくことをおススメします。自分の身は自分で、積極的に守らなければなりません。誰も責任取ってくれませんよ。

さいごに

残念ながら、2015年の現時点においても、AIDSを完治させる方法は発見されていません。しかし、現在では新しい治療薬が次々に開発され、1日1回、しかも1錠飲めばいい薬まで登場しています。

また、HIV感染している女性がそのまま妊娠・出産すると、赤ちゃんへの感染率は30%ですが、妊娠初期の段階でHIV検査を受け、感染が判明して適切な治療が施された場合、赤ちゃんへの感染率を1%以下にまで下げることもできます。

「エイズ」と聞くと、これまでは「必ず死に至る病気」というイメージが強かったですが、それは誤りです。早期発見できれば、それほど恐れるものではないのです。

たったの30秒!代表的な性病を一通り検査できます


【項目】 クラミジア、淋菌、HIV(エイズ)、梅毒、B型肝炎

参考サイト:精度99%のHIV検査の結果は、99%正しいのか?

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